スピードと個人技のイメージが強いサウジアラビア代表。しかし実際に試合を丁寧に追うと、縦に速いだけでは説明できない「待つ」「回す」「刺す」を行き来する多層的なサッカーが見えてきます。本記事では、サッカーのサウジアラビア特徴:縦に速いだけじゃない戦術を、具体的な原則と再現性のあるトレーニングまで落とし込んで解説します。観戦の視点だけでなく、明日の練習と週末の試合でそのまま使えるヒントを詰め込みました。
目次
- なぜ今、サウジアラビア代表の戦術を学ぶべきか
- 全体像:サウジアラビア代表のプレースタイルを一枚で捉える
- “縦に速い”だけじゃない:テンポ調整とポゼッションの実像
- ビルドアップの型:2-3/3-2で作る前進ルート
- 中盤の役割分担:アンカーとインサイドハーフの機能
- サイドアタックの特徴:ウイングの内外とSBの連動
- トランジション:即時奪回と撤退の判断基準
- プレス戦術:ハイ/ミドルのトリガーと罠
- フィニッシュの原則:5レーン占有とリバウンドの設計
- セットプレーの傾向:CK/FKで見える意図
- 試合運び:時間帯コントロールとゲームマネジメント
- データで読むサウジアラビア:指標の見方(概念整理)
- 国内リーグと育成年代がスタイルに与える影響(観察ポイント)
- 対策:アジア勢が取りたいゲームプランA/B
- 練習に落とす:高校・社会人でも実践できるドリル
- スカウティングチェックリスト:試合前に確認する10項目
- よくある誤解と事実整理
- 観戦ガイド:テレビ/スタジアムでのチェックポイント
- まとめ:学んだ原則を自チームに移植する
なぜ今、サウジアラビア代表の戦術を学ぶべきか
アジアでの競争力と対戦頻度の高さ
アジアの強豪といえば日本、韓国、オーストラリアに加え、サウジアラビアは常に上位争いに顔を出す存在です。W杯予選やアジアカップなどの公式戦で対戦機会が多く、クラブレベルの国際大会でも選手の特徴やスタイルに接する場面が増えています。つまり、サウジの戦術を理解することは、アジアで勝つための具体的な準備に直結します。
“縦に速い”の先にある多層的な攻撃原則
サウジアラビアはカウンターの推進力が目立ちますが、それだけではありません。相手を動かすポゼッション、サイドでの時間作り、ハーフスペース攻略、5レーンの使い分けなど、状況に応じてテンポを調整しながら段階的に前進する原則が見られます。縦へ一撃の脅威を保ったまま、保持で「待つ」ことで相手の守備を崩す両輪が機能しています。
高校・社会人・育成年代への応用可能性
サウジの原則は、個人能力が突出していないチームでも再現しやすい要素が多いのが強みです。例えば2-3/3-2のビルドアップや、外→中→外の循環は、配置とルールを整えるだけで高校や社会人でも導入できます。ハーフスペースでの前向き受けやレストディフェンスの配置など、現代サッカーで普遍性の高いテーマを学び取れます。
全体像:サウジアラビア代表のプレースタイルを一枚で捉える
基本フォーメーションの幅(4-2-3-1/4-1-4-1/4-3-3)
形としては4バックが基準。守備時は4-4-2気味に整理されることもあれば、保持時はアンカーが落ちて3-2化するなど、4-2-3-1/4-1-4-1/4-3-3を使い分けるイメージです。ベースは「中盤の三角形」を常に有効化する発想で、相手のセンターラインをどう越えるかを優先しています。
縦への推進力と保持のバランス設計
前進の第一選択は前向きに刺す縦パスや背後ランですが、無理な時はサイドで保持して相手を引き出す「溜め」を作ります。ボール保持率が極端に高いわけではない試合でも、要所でテンポを落として相手の守備基準をずらす工夫が見られます。
相手とスコアによる柔軟なゲームプラン切り替え
リード時はミドルブロックで中央を閉じ、相手を外に追い出してから奪う傾向。ビハインド時はSBの高い位置取りやIHの連続侵入で人数をかけて押し込み、セカンド回収で波状攻撃を狙います。スコア、相手のライン高さ、ウイングの対面の相性でゲームプランを柔軟に変えます。
“縦に速い”だけじゃない:テンポ調整とポゼッションの実像
速攻と遅攻のスイッチング指標(前進角度・人数・ライン位置)
切り替えの瞬間、以下の3点で速攻/遅攻を判断する傾向があります。
- 前進角度:縦に刺せる角度が開いているか
- 人数:前方のサポートが最低2枚(縦・斜め)あるか
- ライン位置:相手の最終ラインが下がり切っていないか
1つでも×なら一度外に逃がして遅攻へ。速攻一辺倒ではなく、ミスリスクと成功確率を秤にかけています。
相手を動かしてから刺す“間”の作り方
サイドでボールを保持し、相手SBを引き出した瞬間にIHが背後へ、あるいはアンカーを経由して逆サイドへ。動かした後に空くスペースを狙う「待ち」の質が高く、逆を取るワンタッチや壁パスで一気にテンポアップします。
外→中→外/中→外→中の循環テンプレート
外→中→外は、サイドで引きつけて中央に差し込み、弱サイドへ展開して数的優位を作る流れ。中→外→中は、センターで相手を中央凝縮させてから、外に置いた時間で起点を作り、再び中央へ刺す形。いずれも「相手を寄せさせてから空いた場所へ」が軸です。
ビルドアップの型:2-3/3-2で作る前進ルート
GK起点の誘いと背後一発の両立
GKからのショートで相手を引き込み、サイドで蓋をされたらCB→SB→WGで壁を作って前進。相手が前がかりならGKやCBから背後へ一発で逃がし、ウイングの走力で押し上げます。誘う/逃がすの切り替えが明確です。
CB+アンカーの三角形で外/中の優先順位を決める
CB-アンカー-CBの三角形で相手CFの守備基準をずらし、外(SB or WGの足元)を第一選択に。相手が外を切るならアンカーから縦パスでIHへ。外と中の優先順位を、相手の切り方に合わせて毎回更新します。
SBの内側化(インナーラップ)と外側化(オーバーラップ)の使い分け
ウイングがタッチラインに張る時はSBが内側を走ってハーフスペースを解放。ウイングが内側に入る時はSBが幅を取り、最後は2人でレーンを交換してマークを迷わせます。内外の入れ替わりは、ビルドアップの出口を複線化するための仕掛けです。
中盤の役割分担:アンカーとインサイドハーフの機能
アンカーの縦パス基点とカバーシャドー
アンカーは背中側のケアをしながら、前向きに入るIHやトップ下へ縦パス。守備では「ボールとゴールの線」を隠すカバーシャドーで相手の縦を遮断。配球とリスク管理を両立させます。
ハーフスペースでの前向き受けと“壁パス”の連鎖
IHはハーフスペースで半身受け。斜めの壁パスを2本つないで一気に前進し、ウイングやCFの背後走りに合わせます。前向きで触れる回数が増えるほど、サウジの攻撃は危険度が上がります。
二列目の背後走りと足元受けの配分
常に誰かが裏へ走り、誰かが足元で時間を作る「役割の非対称性」がポイント。全員が足元を求める時間を作らないことで、相手最終ラインを常に後ろ向きにさせます。
サイドアタックの特徴:ウイングの内外とSBの連動
ウイングのカットイン型と縦突破型の共存
利き足で内に運ぶカットイン型と、ライン際で勝負する縦突破型が共存。相手SBのタイプ(対人に強い/守備位置で勝負する)を見極めて、勝てるルートを選択します。
内側SB(アンダーラップ)で生まれるレーン開放
SBが内側を駆け上がると、相手のCHが外へ釣られ、ハーフスペースが空きます。そこにIHやWGが差し込むと、ニアゾーンへの進入角度が鋭くなり、シュートや折り返しが選べます。
クロスの種類:ニア速低弾道/ファー高弾道/マイナス折り返し
ニアへは低く速いボールで触らせる、ファーへは高さと滞空時間で競らせる、マイナスは後方からの二列目に合わせる。状況で打ち分け、逆サイドWGのファー詰めを徹底します。
トランジション:即時奪回と撤退の判断基準
ネガティブトランジションの3秒ルール(圧縮・遮断・回収)
失った直後は3秒間で圧縮(最短距離で寄せる)、遮断(縦パスコースを切る)、回収(2人目・3人目が回収)を徹底。奪えなければスパッと撤退します。
撤退時のライン統一と中央閉鎖
下がると決めたら、最終ラインと中盤ラインの距離を保ち、中央の受け手を消して外に誘導。ファウルの使い方も含め、時間を整え直します。
二次攻撃を見据えたリスク管理(レストディフェンスの配置)
攻撃時にもCB+アンカー、またはSBの一枚を残して背後の直通を管理。こぼれ球に対する回収位置を事前に設計して、二次攻撃へつなげます。
プレス戦術:ハイ/ミドルのトリガーと罠
サイド誘導とタッチラインを“第三の守備者”にする考え方
中央を閉じて外へ誘導し、サイドで圧縮。タッチラインを味方に付けて、前進方向を限定します。出し先を先回りしてプレスバックが刺さる場面が増えます。
バックパス/横パスに連動するジャンプとカバー
後ろ向きのバックパスや体勢を崩した横パスを合図に、一気に出る。出る人と消す人の役割を連動させ、縦の差し込みを消しながら奪い切るイメージです。
CFの切り取り方:内切りか外切りかの判断基準
相手のボランチが強いなら内切りで中央遮断、SBのビルドが巧いなら外切りでサイドへ誘導。CFのコース切りひとつで、チーム全体の守備の形が決まります。
フィニッシュの原則:5レーン占有とリバウンドの設計
ペナルティエリア侵入タイミング(縦ズレの階段)
最前線→二列目→逆サイドの順で、半拍ずらして侵入。全員が同時に入らないことで、合わせるスペースとリバウンドが生まれます。
ショートレンジでの確度を上げる“ズラし”の作法
ワンタッチの壁、足裏・インサイドの小さなズラしで射角を作る。ハーフスペースからの角度作りが得意で、GKの視界を遮る人と打つ人を分けます。
こぼれ球回収の配置とシュート二本目の意識
ペナ外の正面と逆サイド斜め45度に回収役を配置。最初のシュートが弾かれた瞬間に二本目を打ち切る意思統一が、サウジの得点パターンを安定させます。
セットプレーの傾向:CK/FKで見える意図
ニア攻撃とブロック作成のパターン
ニアに勢いよく入る選手を作り、ブロックで相手のマークを外す形がよく見られます。ニアで触れば理想、触れなくてもファーに流れて二次ヘッドが狙い目です。
ファーポストの二段目狙い
ファーへの高弾道に対して、外側から内へ詰める動きが二段目の得点源。折り返しに対する逆サイド詰めを徹底します。
間接FKの流れを生かす二手先の準備
流れの中のセットも、ショートで揺さぶってからのアーリークロスや、縦パスでの裏抜けを事前に共有。合図とスピード感を揃えて仕留めます。
試合運び:時間帯コントロールとゲームマネジメント
前半の主導権争いと後半のリスク最適化
立ち上がりはプレスで様子見しつつ、相手の弱点サイドに当たりを付ける。後半はスコアに応じてブロックの高さと交代のカードで強度をコントロールします。
テンポダウン時のファウルマネジメントと陣形回復
自陣深くでの無理なハイテンポは避け、小さなファウルで試合を落ち着かせる判断も。リスタートで整え直してから再開します。
リード時とビハインド時の交代カードの意図
リード時はサイドで時間を作れる選手や、回収力のある中盤を投入。ビハインド時は縦への推進力とセットプレーのターゲットを増やして、ラスト15分の迫力を上げます。
データで読むサウジアラビア:指標の見方(概念整理)
PPDAでわかるプレッシング強度の傾向
PPDAが低いほど高強度のプレッシング。サウジは相手やスコアで上下することがあり、ハイプレスに出る試合とミドルで構える試合が混在します。数値は「どこで取りたいか」の意図を読み解く手がかりです。
xT/xThreatで測るサイド前進の価値
xTはボールの位置と保持継続から算出される脅威度。サイドからの段階的な前進が多い試合では、タッチライン沿いでのxT蓄積が増え、最終的にハーフスペース侵入で跳ね上がる傾向が見られます。
ゾーン14侵入とハーフスペースタッチの解釈
ペナルティアーク前(ゾーン14)への侵入は、決定機との相関が高いとされます。サウジはハーフスペースで前向きに触れる回数が増えると、ゾーン14の活用もスムーズになり、シュート品質が上がりやすいです。
国内リーグと育成年代がスタイルに与える影響(観察ポイント)
テクニカルな二列目と推進力あるワイドの系譜
二列目にボールを受けて前を向ける選手が育ちやすく、ウイングには推進力と一対一の怖さを持つタイプが多い印象。外で剥がして中で決める役割分担が浸透しています。
外国籍選手/監督からの戦術的輸入と適応
近年は各国からの選手・指導者が増え、ポジショナルな整理やプレッシングの強度管理などの考え方が取り入れられています。国内での競争が高まり、国際基準のプレー原則に触れる機会が豊富です。
ユース年代で醸成される状況判断の速さ
ユース段階から判断の速さや切り替えの徹底が重視される傾向があり、代表にも「奪ってからの最短ルート」が自然に身についている選手が台頭しています。
対策:アジア勢が取りたいゲームプランA/B
プランA:サイド圧縮と中央封鎖で“外だけにさせる”
中央を閉じ、外で2対1を作って時間を奪う。SBの上がりに対して背後を素早く突くことで、相手のSB高位置を抑止。クロスはニアの対応を最優先し、マイナス折り返しの受け手を捕まえます。
プランB:ハイライン誘導から背後走りで揺さぶる
相手を押し上げさせておいて、CFとWGで交互に背後へ。相手アンカーの前で時間を作らせないよう、前線からの圧でロングを選ばせ、回収から素早く裏を狙います。
セットプレーでのマッチアップ管理とセカンド回収の徹底
ニアの競り合いに強い選手をぶつけ、ブロックに対してはスイッチでついていく共通認識を。弾かれたボールの回収位置はペナ外正面と逆サイド。配置をあらかじめ決めておくと失点リスクが下がります。
練習に落とす:高校・社会人でも実践できるドリル
2-3/3-2ビルドアップ導入ドリル(GK含む6対3)
目的
誘って外す前進の型を身につける。アンカー経由の方向転換とSBの内外の使い分け。
設定
縦30m×横25mの矩形。GK-CB-CB-アンカー-SB-SBの6名 vs プレス3名。タッチ制限2タッチ。
ルール
- GKからスタート。10本連続パス or 指定ライン通過で得点。
- アンカー経由で逆サイドへ展開したら+1点。
- 守備は奪ったら3秒以内のゴールライン通過で得点。
コーチングポイント
- CB-アンカー-CBの三角形でCFの守備基準をずらす。
- SBは内外を交互に取り、受ける前の体の向きを作る。
- 縦がない時は一度外→戻し→中の循環で相手を動かす。
ハーフスペース解放の外→中→外スモールサイドゲーム
目的
外で時間を作り、中央に差して逆サイドで仕留める循環を体得。
設定
縦40m×横35m。両ハーフスペースに2m幅の「得点ゾーン」をマーク。5対5+フリーマン2。
ルール
- 得点はハーフスペース得点ゾーンへの侵入→折り返しシュートで2点、通常ゴールは1点。
- サイドライン外にフリーマンを置き、外→中→外の3人目を推奨。
コーチングポイント
- 外で相手SBを引き出してから中央に差す。
- 差した後は逆サイドの走力で一気に仕留める。
- 二列目の背後走りと足元受けの役割を固定しすぎない。
ネガトラ3秒ルールの即時奪回トレーニング
目的
失った直後の反応速度と役割分担(圧縮・遮断・回収)を自動化。
設定
3対3+サーバー。縦25m×横20m。攻撃側がボールを失ったら3秒間だけ奪回可能ゾーン(中央10m)へ圧縮可。
ルール
- 3秒以内に奪回→即シュートで得点2倍。
- 奪えなければ即撤退、ブロックを作ってから再開。
コーチングポイント
- 最初の一歩を全員で同方向に出す。
- 縦パスコースを背中で消し、外へ誘導。
- 奪えないと判断したら声で撤退を統一。
スカウティングチェックリスト:試合前に確認する10項目
ウイングの利き足とカットイン傾向
内に運ぶのか外で勝負か。切り返しの回数も。
SBの内外レーン選択と連携相手
SBが内側を多用するか、ウイングとどちらが幅を取るか。
アンカーの位置取りと縦パス精度
CB間で受けるか、前目で受けるか。縦パスの通過率。
セットプレーのニア/ファー配分
CKの蹴り分けと、走り込む人数とタイミング。
プレス開始合図(トリガー)
バックパス・横パス・浮いたコントロールなどの共通合図。
背後スペースの管理とラインの高さ
最終ラインの高さと、背後のケア役の有無。
トランジション時の最速ルート
奪ってから誰に預けるか、どのレーンを使うかのテンプレ。
交代後のフォーメーション変化
4-2-3-1⇄4-3-3の入れ替えやSBの位置変化。
キッカーの球種と落下点
インスイング/アウトスイング、狙いのゾーン。
時間帯ごとの強度変化
立ち上がり/飲水後/終盤でのプレス強度の上下。
よくある誤解と事実整理
誤解:縦一本だけで戦っている → 実際:段階的な前進と保持の併用
縦への脅威は強みですが、外で溜めてから刺す手順が整備されています。
誤解:個人技頼み → 実際:役割分担とレーン管理の徹底
内外のレーン交換、5レーン占有、レストディフェンスなど組織の約束事が機能しています。
誤解:終盤に失速しやすい → 実際:試合展開による強度配分の違い
リード時はあえてリスクを取らず、強度を分配するゲームマネジメントが選択されることがあります。
観戦ガイド:テレビ/スタジアムでのチェックポイント
アウトサイドで時間を作る“溜め”の発生位置
どのサイドで誰が時間を作るのか。SBかWGか、IHが顔を出す角度も観察ポイント。
中盤ライン間で前向きになれる瞬間の前兆
アンカーが半身で受けた時、ウイングが幅を取り直した時が差し込みのサインになりやすいです。
5レーンの占有度とフィニッシュ人数
ラスト20mで何レーンを使えているか、ゴール前に何人入っているかで得点の匂いが変わります。
まとめ:学んだ原則を自チームに移植する
縦への推進力×保持の二刀流を設計する
背後一発の脅威を常備しつつ、外で「待てる」チームへ。速攻/遅攻のスイッチ指標(角度・人数・ライン)を共有しましょう。
中盤の役割言語化と再現性の確保
アンカーの守備基準、IHの半身受け、SBの内外交換を言葉で統一。誰が何を見て、いつ動くかを合わせるだけで精度が跳ね上がります。
次の練習と試合で試す具体的アクション
- 6対3の2-3/3-2ビルドアップ導入ドリルを週2回、10分×2セット。
- 外→中→外の循環ゲームでハーフスペース侵入の回数を可視化。
- ネガトラ3秒ルールを合図と数で共有し、撤退判断の声を固定。
サッカーのサウジアラビア特徴:縦に速いだけじゃない戦術は、相手を動かしてから刺す「間」の使い方にあります。配置と合図をそろえれば、カテゴリーを問わずチームの再現性は上がります。まずは今日のトレーニングで、外で待てる時間と、背後を常に脅かすランを共存させることから始めましょう。
