「サッカーの持久力を無理なく伸ばしたい」。そう感じたとき、ただ長く走るだけでは、試合での粘り強さにはつながりにくいものです。大切なのは「サッカーの動きに合った体力」を、年齢や発育に合わせて、楽しく、安全に積み上げること。このガイドでは、子どもでも大人でも実践しやすい方法に絞って、今日から役立つコツとメニューをまとめました。
目次
- サッカー持久力のつけ方、子どもでも無理なく伸ばすコツ
- サッカーにおける“持久力”の正体を知る
- 無理なく伸ばすための基本原則
- 年齢・レベル別の設計図
- シーズン別にみる持久力づくり
- ボールを使った“ゲーム型”持久力ドリル
- 走りのメニューを“サッカー仕様”に変える
- 家や公園でできる“無理なく続く”メニュー
- 1週間のモデルプラン(調整しやすいテンプレート)
- ウォームアップとクールダウンで差がつく
- 栄養・水分・睡眠:持久力は“練習外”で完成する
- 安全とケガ予防:成長期への配慮
- 持久力を見える化:評価とモニタリング
- 飽きさせない工夫とメンタルの支え方
- チーム練習に自然に組み込む方法
- よくある失敗とその回避策
- 環境とツール:続けるための現実解
- Q&A:現場でよくある疑問に答える
- まとめ:今日から始める4週間ロードマップ
サッカー持久力のつけ方、子どもでも無理なく伸ばすコツ
この記事の狙いと読み方
このページは、サッカーに必要な「持久力」の正体をやさしく解説し、年齢・レベル・季節に合わせた練習テンプレートを提示します。基本→年齢別→シーズン別→具体メニュー→安全管理→評価の順で読み進めると、全体像から実践までスムーズに移れます。必要な箇所だけ拾い読みしても機能するよう、各セクションに即実践のヒントを載せています。
持久力を“走り”だけで終わらせない視点
サッカーでは、一定ペースで走り続ける時間は少なく、止まる・加速する・切り返す・ボールを扱う・人とぶつかるなど、強度が波のように変化します。つまり「持久力=長距離走」ではなく、「ゲームの中で繰り返し力を発揮できる体力」が重要。ボールを使ったドリルや小スペースのゲーム形式を取り入れ、走りの練習も“サッカー仕様”に調整しましょう。
サッカーにおける“持久力”の正体を知る
有酸素・無酸素・反復スプリント耐性の関係
サッカーの持久力は大きく3つの要素に支えられます。
- 有酸素的持久力:長い時間動き続けるための土台。回復力の高さにも影響。
- 無酸素的パワー:短い時間で強い力を出す能力。スプリントや切り返しで重要。
- 反復スプリント耐性(RSA):高強度の動きを何度も繰り返せる力。試合の勝負所で差がつく要素。
土台(有酸素)を作りつつ、ゲームに近い刺激(反復スプリント)を混ぜると、試合での“もたつき”が減りやすくなります。
ボールありの運動強度と“ゲーム体力”
ボールを使うと、意識が外部(プレー)に向かうため、同じ心拍でも主観的きつさが下がることが多く、練習が長続きします。ボールありのミニゲームや条件付きドリルは、技術と心肺を同時に鍛えられる“効率の良い練習”。単なるランと組み合わせると、試合特異的な体力が育ちます。
年齢と発育発達が与える影響(子どもは何が得意で何が苦手か)
成長期は骨・筋・神経の発達段階が異なります。一般的に、子どもは「短時間の反復」「遊びベースの運動」が得意で、長時間の単調な走りは苦手になりやすい傾向があります。身長が急に伸びる時期は、膝などへの負担が増えやすく、疲労が抜けにくいことも。年齢に合わせた設計がケガ予防と継続の鍵です。
無理なく伸ばすための基本原則
漸進性・個別性・楽しさ・安全性の4本柱
- 漸進性:強度・量は少しずつ上げる(週あたり総量は10%以内の増加が目安)。
- 個別性:年齢・体調・ポジションに合わせて調整する。
- 楽しさ:ボール・ゲーム性・協力プレーを取り入れて続けやすく。
- 安全性:痛みがある日は“量より質”。無理はしない。
RPE(主観的運動強度)と会話テストの使い方
RPEは1〜10の主観的きつさ指標です。目安は以下の通り。
- RPE4〜5:息は上がるが会話は可能。基礎作りやリカバリーに。
- RPE6〜7:短文は話せる。多くのドリルで主役。
- RPE8〜9:単語がやっと。インターバルやミニゲームの勝負所。
会話テストはシンプルで信頼性の高い目安です。「文で話せる=中強度」「単語のみ=高強度」と覚えておきましょう。
心拍ゾーンを使う場合の目安と限界
おおよその最大心拍数は「220−年齢」で推定できますが個人差が大きいため、目安として使い、RPEと併用しましょう。
- ゾーン2(最大心拍の60〜70%):基礎作り・リカバリー。
- ゾーン3(70〜80%):持久力の中心。
- ゾーン4〜5(80〜95%):インターバル・ゲーム強度。
子どもは心拍の変動が大きく計測値もブレやすいので、心拍だけに依存せず、体調・表情・会話テストを重視しましょう。
オーバートレーニングを避ける早期サイン
- 朝のだるさや起きづらさが続く
- 安静時心拍の上昇が数日続く
- 練習後の過度なイライラ・集中力低下
- 同じ強度でも極端にきつく感じる
- 関節痛や骨の痛み(特に膝・すね)が続く
2〜3個当てはまる日は強度を下げるか休養を優先。長引く場合は専門家に相談を。
年齢・レベル別の設計図
小学生:遊びとゲームで“気づいたら鍛えられる”設計
- ミニゲーム(3対3/4対4):3〜4分×4〜6本、休憩は1〜2分。制約は「2タッチ」「得点後すぐ再開」など。
- タグゲーム:20秒全力→40秒歩き×6〜8本。カラフルなタグやラインを使って興味を引く。
- ドリブル鬼ごっこ:狭いコートでドリブルしながら回避。接触を避けるルールを徹底。
中学生:技術×心肺のハイブリッド練習
- ポゼッション5対2(ロンド):1分×6〜10本。ミス後の切り替えダッシュ3秒を加える。
- パス&ムーブ回路:30秒プレー→30秒歩き×8〜10本。精度とテンポを両立。
- ショートスプリント:15〜20m全力→歩き戻り×6〜10本。週1〜2回。
高校生・一般:インターバルとゲーム強度の最適化
- 高強度インターバル(例:15秒全力→15秒ジョグ×10〜20本)を週1。
- テンポ走(RPE6):10〜20分を週1。フォームと呼吸を意識。
- ゲーム形式:4対4+サーバー、4分×5〜6本。制約で強度を上げ下げ。
部活やクラブの練習負荷とのバランスを取るコツ
- 試合前48時間は高強度を避け、短い刺激かリカバリー中心。
- チームで走りが多い日は個人の追加ランは最小限に。
- 週あたり“高強度日”は2回までが目安。間に軽い日を必ず挟む。
シーズン別にみる持久力づくり
オフ期:基礎有酸素とフォーム作りを優先
ジョグ(ゾーン2〜3、RPE4〜5)20〜40分+フォームドリル(スキップ、もも上げ、腿裏キック)。週2〜3回。
プレシーズン:ゲーム特異的インターバルへ移行
ミニゲームやボールドリルのラウンド制(2〜4分)を増やし、15秒/15秒のインターバルや坂道を週1〜2回。
インシーズン:維持と微調整、疲労管理が主役
高強度は週1回に抑え、もう1日は短時間の品質重視セッション。試合間隔で柔軟に調整します。
ボールを使った“ゲーム型”持久力ドリル
小スペース短時間のミニゲーム(人数・時間・制約の設定)
- 3対3/4対4、12×18m程度。3分ゲーム→1分休憩×6本。
- 制約例:2タッチ縛り、得点後5秒以内再開、サイドライン外タッチ数で加点。
連続パス&ムーブの回路化(ラウンド制)
4人1組で三角または四角パス。30秒プレー→30秒休み×8ラウンド。ミス後3秒ダッシュを入れると心拍が上がります。
ポゼッション+条件付きの強度コントロール
6対3の保持で「連続5本パスで1点」。1分×8本。守備者は交代制で休息を均等化。
フィニッシュ付きトランジションドリルで心拍を上げる
2対2+フリーマン。奪ったら即カウンター、シュートで終了。45秒×8本、休憩45秒。攻守切替えでゲーム体力を養います。
走りのメニューを“サッカー仕様”に変える
ファルトレク(地形・信号・時間で変化をつける)
公園や街ランで「ベンチまで加速→信号待ちで歩き」など、地形で強度変化。1回20〜30分、RPE4〜7で波を作ります。
インターバル走:距離・時間・休息の基本設計
- 時間型:30秒速め→30秒ゆっくり×10〜16本。
- 距離型:200m速め→200mジョグ×6〜10本。
- 休息は「完全停止よりスロー移動」。回復力も鍛えられます。
坂道インターバルで負担をコントロール
10〜60mの緩い坂で全力の80〜90%×6〜10本。下りは歩きで戻る。衝撃が少なく、短時間で心拍を上げられます。
テンポ走・ビルドアップ走を安全に取り入れる
テンポ走(RPE6で15分前後)、ビルドアップ(5分ごとに少しペースアップ)。呼吸とリラックスを優先。
リカバリーランでむしろ強くなる考え方
翌日の超軽いジョグ(RPE3〜4、10〜20分)は血流を促し回復に有効。歩き混ぜでもOK。強くなるのは「回復ができたとき」です。
家や公園でできる“無理なく続く”メニュー
親子でできる追いかけっこ・タグゲームの工夫
- 20秒追いかけ→40秒休み×6本。役割交代で自然に高強度。
- マーカーを3つ置き「色を言われたらタッチして戻る」反応ゲーム。
自重サーキット(心肺×コーディネーション)
30秒オン/30秒オフ×6〜10種目。例:スクワット→マウンテンクライマー→スキップ→プランク→サイドシャッフル→バウンディング。フォーム重視で。
ラダー・マーカーを使った短時間ドリル
2〜3分のラダー→1分休み×3セット。最後に10mダッシュ2本を添えて切替力を刺激。
時間がない日の“7分プラン”
30秒×10種目(ジャンプなしの低衝撃バージョンでも可)。最後の1分をシャトルラン(5m折返し)にするだけで、汗が出て心拍も上がります。
1週間のモデルプラン(調整しやすいテンプレート)
試合あり週・なし週での組み替え方
- 試合なし週:高強度2日(火・金)、中強度2日、軽い日2日、完全休養1日。
- 試合あり週:試合2〜3日前は中〜軽強度、前日はリカバリー。試合翌日はオフまたは軽い動き。
メニューの強度ラベリング(軽・中・高)
- 軽:RPE3〜4、技術やリカバリー中心(ジョグ15分+ボールタッチなど)。
- 中:RPE5〜6、ボールドリルのラウンド制、テンポ走。
- 高:RPE7〜9、ミニゲームやインターバル、坂道。
疲れている日の代替案と休む勇気
眠気や重さが強い日は、予定を「技術15分+軽いジョグ10分+ストレッチ」に差し替え。休む判断は前進です。
ウォームアップとクールダウンで差がつく
ダイナミックストレッチと動き作り
スキップ、ランジ、ヒールアップ、カラダひねりを各20〜30m。股関節・足首が動くと、疲労も溜まりにくくなります。
ボールを使った段階的ウォームアップ
2人組パス→ドリブルゲート→小ポゼッション(各2〜3分)。心拍を段階的に上げ、脳と身体をプレーに合わせます。
クールダウンと翌日の回復を早める習慣
5〜10分のスロージョグまたはウォーク+下半身ストレッチ(ふくらはぎ、腿前、腿裏、臀部)。補食と水分も忘れずに。
栄養・水分・睡眠:持久力は“練習外”で完成する
炭水化物・たんぱく質・鉄の基礎
- 炭水化物:エネルギーの主役。ご飯・パン・麺・果物。
- たんぱく質:回復と成長。肉・魚・卵・大豆・乳製品。
- 鉄:酸素運搬に関与。赤身肉・青魚・ほうれん草・レバーなど。吸収にはビタミンCも役立ちます。
練習前後の補食タイミングと量の目安
- 前:60〜90分前に軽食(おにぎり・バナナ・ヨーグルトなど)。
- 後:30分以内に炭水化物+たんぱく質(牛乳+おにぎり、カカオ多めココア+サンド等)。
暑熱・寒冷環境での水分・塩分の考え方
暑い日はこまめに水分+適度な塩分、長時間ならスポーツドリンクを活用。寒い日はのどの渇きに気づきにくいので、時間で管理(15〜20分ごとに数口)。
成長期に大切な睡眠の質を上げるコツ
- 寝る90分前に強い運動やゲームを終える
- 就寝前は部屋を暗め・静かに
- 起床・就寝の時刻をなるべく一定に
安全とケガ予防:成長期への配慮
オスグッド・シンスプリントの兆候と対処の基本
- オスグッド:膝下の骨の出っ張り周辺が痛い。痛む動作の量を減らし、太もも前の柔軟性を確保。長引く場合は医療機関へ。
- シンスプリント:すね内側の痛み。急な走行量アップで起きやすい。休息・アイシング・フォーム見直しが基本。
足首・膝のリスクを減らす動き作り
片脚バランス、サイドランジ、ジャンプ&ソフトランディング練習(つま先と膝の向きを合わせる)。週2〜3回、5分でも積み重ねを。
シューズ選びとグラウンド環境のチェックポイント
- サイズはつま先に余裕5〜10mm、かかとが浮かない
- グラウンドが硬い日はスタッドの長さに注意
- 段差や濡れた場所、転倒リスクのある物は事前に撤去
持久力を見える化:評価とモニタリング
簡便テスト(6分間走・クーパー・シャトル)の使い分け
- 6分間走:限られたスペースでも可能。距離の推移で向上を確認。
- クーパーテスト(12分間走):持久力の変化を把握しやすい。
- シャトルラン:折返しによる加減速要素も評価。
Yo-Yoテストを使う際の注意点
試合特異性が高い一方で高強度。十分なウォームアップ、体調不良時の中止、結果の比較は同条件で行うなど、安全面を優先しましょう。成長期では頻度を控えめに。
RPE・周回数・タイムの“低コスト管理”
心拍計がなくても、「RPE」「走った周回数」「区間タイム」をメモするだけで、トレーニングの質は上がります。
記録シートとグラフ化でモチベーションを保つ
週1回のテスト結果や練習後のRPEをノートやアプリに記録。折れ線グラフにすると、停滞や伸びがひと目で分かります。
飽きさせない工夫とメンタルの支え方
ゲーミフィケーション(ポイント・レベル制)
連続パスで加点、タスク達成でレベルアップなど、ゲーム要素を導入。練習への参加意欲が上がります。
自己決定感を高めるメニュー選択制
同じ目的で3つの選択肢(ミニゲーム/インターバル/サーキット)を提示し、各自が選ぶ方式。主体性が高まり、継続率が上がります。
短期目標と習慣化のスイッチを作る
「今週は6分間走+50m」「RPE6で10分維持」など、達成可能な目標を設定。時間・場所・仲間を固定すると習慣化しやすくなります。
チーム練習に自然に組み込む方法
技術ドリルに“回復の短さ”で強度を足す
パス回しを「40秒オン→20秒オフ」にするだけで、心拍が上がり、ゲーム体力の刺激になります。
人数・コートサイズ・制約で心拍を調整
- 人数減=運動量アップ、人数増=運動量ダウン
- コート縮小=切替え増、拡大=走行距離増
- 2タッチ制限=テンポアップ、フリーパス=テンポダウン
レベル差があっても一緒にできるスケーリング
強い選手は接触制限やタッチ制限、初心者はフリーパス。個別に負荷を調整して同じ場で鍛えられます。
よくある失敗とその回避策
単調な“長距離だけ”に偏る問題
一定ペースだけでは“ゲーム体力”が伸びにくい。短時間高強度やボールドリルを週に混ぜ、波のある負荷を作りましょう。
追い込みすぎ・回復不足の見極め
高強度は週2回まで、間に軽い日を挟む。朝の体調と安静時心拍、RPEの推移をチェック。
大会前のやり過ぎとテーパリングの考え方
大事な試合の5〜7日前から量を20〜40%減らし、短い高強度でキレを保ち、疲労は溜めない。
環境とツール:続けるための現実解
猛暑・寒波・雨天時の代替プラン
- 猛暑:朝夕に短時間、屋内でサーキット中心。冷却タオル活用。
- 寒波:入念なアップ、レイヤー着衣、短い反復ドリル。
- 雨天:屋根下でラダー・ボールタッチ・シャトルの簡易版。
心拍計やアプリがなくても強度管理する方法
会話テスト+RPE+区間タイムで十分実用的。強度を言語化してメンバー間で共有すると、チームの質が上がります。
限られたスペースでも成立するセットアップ
5×10mのスペースで、シャトル(5m折返し)、ラダー、ミニポゼッションが可能。コーン4個あればOKです。
Q&A:現場でよくある疑問に答える
小学生に心拍計は必要?
必須ではありません。RPEと会話テストで十分。興味があれば安全に使い、数字より体感を大切に。
ランニングだけで持久力は足りる?
土台は作れますが、試合で効く“反復力”にはゲーム型ドリルが有効。両輪で進めるのが近道です。
朝練は効果的?夜練との違いは?
朝は短時間・軽中強度で習慣化しやすい。夜は質の高いセッションを入れやすい。睡眠時間を確保できる方を優先。
休むと持久力は落ちる?維持のコツ
短期の休みで急に落ちることは多くありません。週1〜2回の軽い刺激(10〜20分のゾーン2〜3)で維持可能です。
まとめ:今日から始める4週間ロードマップ
ステップ1:安全・計測・記録の準備
- ウォームアップとクールダウンの型を決める
- RPEと会話テストの共有、簡単な記録シート作成
- 初回の簡便テスト(6分間走など)で基準づくり
ステップ2:基礎有酸素+ボールドリルの習慣化
- 週2回:ジョグまたはファルトレク20〜30分(RPE4〜5)
- 週2回:ミニゲームやパス&ムーブ(2〜3分×6〜8本)
- 合計時間は無理なく。フォームと楽しさを最優先。
ステップ3:ゲーム特異的インターバルの導入
- 週1回:15秒オン/15秒オフ×12〜20本 or 坂道インターバル
- 週1回:条件付きミニゲーム(強度を制約で調整)
- 週1回:テンポ走10〜20分(高校生以上の目安)
ステップ4:維持と微調整、次の目標設定
- 試合週は高強度を1回に調整、他は軽〜中強度で維持
- 4週目に再テスト、伸びた指標を褒めて次の小さな目標へ
持久力づくりは「正しい負荷」と「十分な回復」、そして「続けられる工夫」の三本柱です。ボールを使った楽しいドリルと、短時間でも効くインターバルを組み合わせて、今日から一歩ずつ。無理のない積み上げが、試合の最後の1歩を変えます。