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サッカー 体力 つけ方 基本を試合から逆算して最短化

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はじめに(リード)

同じ「走る」でも、試合で効く体力と、練習だけで終わる体力は違います。だからこそ「サッカー 体力 つけ方 基本を試合から逆算して最短化」。この考え方は、試合の要求(時間、距離、強度、局面)から必要な要素を抜き出し、ムダを削ぎ落として最短で伸ばす方法です。ポイントは、たくさんやるよりも、必要なことを必要量だけ、試合と同じ文脈で積み上げること。この記事では、試合から逆算する思考法、体力の7要素、テスト→計画→練習メニュー→回復→見直しまで、実践しやすい手順でまとめました。今日からそのまま使えるプランも用意しています。

試合から逆算する「サッカー 体力 つけ方 基本を試合から逆算して最短化」

勝てる体力=試合で発揮できる体力という前提

サッカーで勝ちに直結する体力は「90分(年代に応じた試合時間)の中で、要所で出し切れる能力」。練習で20本走れるより、試合の3本目で守備に戻れる方が価値があります。だから、練習は「試合で出る動き・間隔・心拍」に近づけるのが基本。走る目的は、ボールに触る回数、デュエルの強度、判断の速さを底上げするためです。

90分(年代に応じた試合時間)から逆算する思考法

  • まず試合時間を確認(中学60〜70分、高校・大学・社会人90分など)。
  • その枠の中で起きる「スプリント」「高強度走」「方向転換」「接触」を数とタイミングで把握。
  • 練習では、1本1本の刺激が「試合での1本」に似るように設計(距離、休息、心拍)。

この「似せる」が積み上がるほど、移行コスト(練習→試合のギャップ)が小さくなり、練習効果が試合に出ます。

練習で作る体力と実戦で出せる体力の差を埋める

  • ボールなしばかり→判断が遅い、切り替えでガス欠。
  • ボールありばかり→高強度の量が不足、スプリントの質が落ちる。

解決策は「統合」。スプリントやインターバルを単体で鍛えつつ、スモールサイドゲーム(SSG)で試合仕様に変換。技術・戦術セッションと同日に負荷を束ね、翌日を回復日にすることで、疲労もコントロールします。

試合の要求を分解:距離・強度・ポジション別の違いを押さえる

合計走行距離と高強度走行のバランス

  • 合計走行距離の目安:高校〜社会人で約9〜12km(レベルで上下)。
  • 高強度走(一般に時速約19km以上)の合計:0.8〜1.5km程度。
  • スプリント総数:20〜40回、1本10〜30mが多い。

勝敗に効きやすいのは「高強度とスプリントの質とタイミング」。合計距離は手段であって目的ではありません。

ポジション別の特徴(SB/CMF/WG/ST/CB)

  • SB(サイドバック):往復ダッシュとオーバーラップ、トランジション頻度が高い。
  • CMF(センターミッド):連続走と小刻みな方向転換、運動量の安定。
  • WG(ウイング):繰り返しスプリントと1対1の爆発力。
  • ST(ストライカー):短距離加速とジャンプ、少ない回数で決め切る強度。
  • CB(センターバック):減速・対人・ロングスプリントのメリハリ。

局面別(守備→攻撃、トランジション)の体力要求

サッカーで最も疲れるのは「奪って→出る/失って→戻る」の瞬間。10〜20秒の高強度が波のように来るため、反復スプリント耐性(RSA)が鍵。練習もこの波を再現します。

年代・カテゴリーで変わる前提(高校・大学・社会人)

  • 高校:技術・体格差で試合強度に幅。成長期は無理な負荷を避け、基礎の頻度重視。
  • 大学:試合強度が上がる。RSAと下肢パワーの強化が効きやすい。
  • 社会人:回復時間が課題。ミニマムエフェクティブドーズ(MED)で最短化し、睡眠と栄養を優先。

サッカーの体力7要素:基本を分解して優先順位をつける

有酸素パワーと容量(持久力の土台)

心拍を上げ下げしながら動き続ける能力。土台があるほど、スプリント後の回復が早い。ボールありインターバルで鍛えると移行がスムーズ。

無酸素パワー(加速・高強度反復の源)

10〜20秒の全力に強い。ヒルスプリントや短距離ダッシュ、プライオで刺激。

スプリントとスピード持久(RSA)

「速く」+「繰り返せる」。10〜30mの加速に加え、回復短めの反復で鍛える。

敏捷性・反応(知覚意思決定と連動)

相手・ボール・味方の情報を見て動く。色コール、コーチの合図、リアクションスタートなどで技術と一緒に鍛える。

筋力(最大・相対)とパワー(地面反力)

速さの源泉。片脚で地面に力を素早く伝える能力が重要。重さにこだわるよりフォームと出力速度。

減速・切り返し・再加速の制動能力

ケガ予防と守備対応に直結。減速の技術(重心・足の付き方)を反復。

サッカー脳×体力(ゲーム強度の中で意思決定)

体力は判断を助けるツール。SSGで「考えながら疲れる」を作ると実戦に近づく。

まず現状把握:簡易テストで出発点を決める

実施しやすいフィールドテスト(YYIR、間欠走、RSA、30-15)

  • YYIR(Yo-Yo Intermittent Recovery Test):間欠性持久の指標。距離で記録。
  • 30-15 IFT:インターバル走の基準速度(VIFT)を把握。
  • RSAテスト:30m×6〜10本、回復20〜30秒。ベストと平均、落ち率。

スプリント・加速(10m/20m/30m)と反復スプリント

スマホ計測でもOK。10mは加速力、30mは最高速寄り。週1で更新を狙わず、4〜6週ごとに測定。

筋力の簡易指標(片脚スクワット、ノルディック、CMJ)

  • 片脚スクワット:膝のブレ無しで8〜10回。
  • ノルディックハム:可動域と制動を記録。
  • CMJ(垂直跳び):接地短く高く跳べるか。

可動性・痛みチェック(足首背屈、内転筋、ハムストリング)

足首の背屈制限は減速・切り返しに影響。違和感は痛み0〜10の主観で管理し、増悪なら中止。

ゲームベース評価(練習・試合での走行/主観RPE)

主観RPE(0〜10)×セッション時間(分)=負荷。ノートに残して傾向を見ます。心拍計があれば、ピークと平均も記録。

数値の記録方法と更新頻度

  • 毎週:RPE×時間、睡眠、筋肉痛。
  • 2週ごと:スプリント1本、CMJ。
  • 4〜6週:YYIRか30-15、RSA。

逆算の設計図:期分けと「最短ルート」の考え方

目標試合から逆算するマクロ→メゾ→マイクロの流れ

  • マクロ(シーズン全体):ピークを置く試合を決める。
  • メゾ(4〜6週):弱点→変換→特異化のブロック。
  • マイクロ(1週):高強度→技術統合→回復の順。

ブロック化:土台→変換→特異化→テーパリング

  • 土台:有酸素と基本筋力。SSGは中強度。
  • 変換:反復スプリント、ハイインテンシティ走。
  • 特異化:ポジション別SSG、試合形式。
  • テーパリング:量を落として質を維持、試合でキレを出す。

トレーニングの干渉を避ける順序(スプリント→パワー→有酸素)

高出力を最初に。例:スプリント→プライオ→補強→ボールありインターバル→クールダウン。

小さな成果を早く出す「クイックウィン」の配置

  • 最初の2週間は「スプリント技術×下肢パワー」を優先。
  • SSGのルール調整で心拍と走行強度を即時に上げる。

最短化の原則:ミニマムエフェクティブドーズ(MED)で効かせる

毎回やり切らない勇気:余力を残して積み上げる

RPEで7〜8を基準。常に10で出し切ると、翌日が死に、週トータルの質が落ちる。

容量より頻度:短時間×高品質の反復

20〜30分でも質が高ければ十分。週2より週3の方が伸びやすいが、1回の量は欲張らない。

疲労管理と超回復のウィンドウ

高強度の翌日は回復も「練習」。軽い有酸素やモビリティで血流を促し、睡眠の質を確保。

テク戦術セッションとの統合(同日に負荷を束ねる)

負荷日はまとめて、オフはしっかりオフ。神経系の回復を優先できます。

SSG(スモールサイドゲーム)で体力を試合仕様のまま上げる

人数・ピッチサイズ・制約で心拍・走行強度を設計

  • 3v3/25×20m:高強度、切り返し多め。1〜2分×6〜10本、休息同等。
  • 5v5/40×30m:中〜高強度、心拍持続。4分×4〜6本、休息2分。
  • 7v7/60×40m:ゲームに近い。6〜8分×3〜4本。

目的別SSGレシピ:有酸素、トランジション、ハイプレス

  • 有酸素:5v5/40×30m、4分×6本、心拍目安HRmaxの80〜88%。
  • トランジション:4v4+2サーバー/35×25m、1.5分×10本、休息45秒。
  • ハイプレス:6v6/50×35m、3分×6本、守備側にタッチ制限。

タッチ数・オフサイド・フリーズの使い分け

タッチ制限でテンポを上げ、オフサイド導入でライン間の走りを増やす。フリーズは短めにして心拍を保つ。

SSGのモニタリング(主観RPE・回復感・心拍の目安)

  • セット終了直後のRPEを記録。
  • 心拍はセット中HRmaxの85〜92%が目安。
  • 翌朝の脚の重さや睡眠の質もメモ。

有酸素を試合仕様にする:サッカー特化インターバル

ボールありインターバルで移行コストを減らす

例:ハーフコートでパス回し→合図で2対2トランジション15秒→リセット15秒を10〜12本。心拍を上げつつ判断を絡める。

30-30/15-15/レペティション走の使い分け

  • 30-30:30秒走(VIFTの95〜100%)+30秒ジョグを10〜15本。
  • 15-15:短く鋭く、計20〜30本。RSAとの橋渡しに。
  • レペティション走:120〜200mを全力に近く、回復長め(1:4〜1:6)。

ハーフコート往復ドリルで心拍をターゲットゾーンへ

ボール運び往復(約60〜70m)×4本→技術ドリル→再び往復。心拍をHRmaxの85〜90%に維持。

呼吸×ランニングフォームの基礎

  • 鼻→口のリズム、吐く時間を長めにしてリラックス。
  • 接地は体の真下、上体はやや前傾、腕振りでリズムを作る。

無酸素・スプリント耐性(RSA):切り返しても落ちないスピード

反復スプリント(距離×本数×回復)の設計

  • 20m×10本、回復20秒×2セット(セット間3分)。
  • 30m×8本、回復30秒×2セット。落ち率(ベスト→平均)を5〜7%以内に。

加速10〜20m×多方向スタート

前後左右、リアクション合図、対人スタートを混ぜる。1本の質を最優先、休息は十分に。

減速→方向転換→再加速の技術練習

  • 減速ドリル:5m全力→3歩で止まる×8。
  • Tドリルや505(5m切り返し)で重心と足の付き方を反復。

ハイインテンシティ走の挿入タイミング

スプリント系の後に、短いハイインテンシティ走(例えば15-15 × 10〜15本)を足すとRSAの持久が上がる。

筋力とパワーの基本:走れる身体をつくる土台

下半身の柱(ヒップヒンジ、スクワット、片脚パターン)

  • ヒップヒンジ:RDL、ヒップスラスト。
  • スクワット:前側と後側のバランス。深さよりもコントロール。
  • 片脚:スプリットスクワット、ステップアップ。サッカー動作に近い。

ハムストリング予防×強化(ノルディック、RDL、スプリント)

  • ノルディック:週1〜2回、2〜3セット×4〜6回。
  • RDL:中重量で丁寧に、8〜10回。
  • スプリント自体が強化。週2回の短距離高品質を確保。

内転筋と股関節(コペンハーゲン、サイドランジ)

内転筋の耐久はカットや接触で効く。コペンハーゲンプランクは段階的に。

体幹は「反る・丸める」よりも「抗う」

パロフプレス、デッドバグ、ベアクロールなど、外力に「抗う」系を中心に。

プライオメトリクス(着地→発射の段階設計)

  • 段階1:着地練習(片脚ドロップランディング)。
  • 段階2:連続ジャンプ(リズム重視)。
  • 段階3:方向転換ジャンプ、バウンディング。

けが予防と可動性:壊れないための最短ルート

足首背屈と腓腹筋・ヒラメ筋のケア

壁に膝タッチテストで片脚10cm前後を目安。カーフレイズ(膝伸ばし/曲げ)で両方を刺激。

ヒップロックと骨盤の安定性

グルート(中殿筋)を起こす。モンスターウォーク、片脚ブリッジ。走りの安定が上がると減速が楽に。

ウォームアップの黄金律(上げる・動かす・備える)

  • 上げる:軽いジョグやスキップ。
  • 動かす:ダイナミックストレッチ(股関節、足首)。
  • 備える:加速2〜3本、方向転換、ボールタッチ。

練習後のクールダウンと翌日へのブリッジ

軽いジョグ5分→静的ストレッチ→水分と炭水化物補給。翌朝の散歩や軽いサイクリングで回復を前へ。

週次プランの組み立て:インシーズン/オフシーズンの例

試合2日前(MD-2)までに高強度を済ませる

MD-3:スプリント+SSG高強度、MD-2:反復スプリント短め+セットプレー確認、MD-1:軽いテンポと反応ドリル。

試合前日(MD-1)は神経のキレを残す

加速3〜4本、テンポパス、シュート感覚。汗をかくが疲れは残さない(RPE 5〜6)。

週1試合と週2試合の負荷配分

  • 週1:MD+1回復→MD+2中強度→MD-3高強度→MD-2中→MD-1軽。
  • 週2:試合間は回復中心。高強度はミニブロック(15〜20分)で。

オフシーズン:弱点補強→特異化→ゲーム化の流れ

4〜6週で区切る。前半は筋力・可動、後半はRSAとSSG、最後に試合形式でチェック。

忙しい人向け:最短3本柱プラン(週2〜3回)

セッションA:スプリント×下肢パワー

  • ウォームアップ→10〜20m加速×6〜8本(完全回復)。
  • プライオ(連続ジャンプ)×3セット。
  • 片脚スクワット/スプリットスクワット×3セット。

セッションB:SSG×インターバル

  • 5v5/40×30m:4分×4本(休2分)。
  • 15-15 × 12〜16本(RPE 7〜8)。

セッションC:補強(ハム・内転筋・体幹)

  • ノルディック 2〜3×4〜6、コペンハーゲン 2×20秒。
  • RDL 3×8、パロフプレス 3×10。

時間が取れない週の時短テンプレ

  • 10分:加速×4本+ジャンプ×2セット。
  • 15分:3v3/25×20m×6本。
  • 10分:補強サーキット(ノルディック→内転筋→体幹)。

リカバリーと栄養:翌日に走れる回復戦略

睡眠の優先順位と質の改善ポイント

  • 7〜9時間を確保。寝る90分前の入浴で深部体温を下げる。
  • 寝る前のスマホと高照度を避ける。ルーティン化。

炭水化物・たんぱく質・水分・電解質の基本

練習後30分以内に炭水化物とたんぱく質(体重×0.3〜0.4g目安)。汗を多くかく日は電解質も。

試合後30分〜24時間の回復プロトコル

  • 30分以内:補食+水分。
  • その夜:軽いストレッチ、入浴。
  • 翌日:軽い有酸素20分+モビリティ。

簡易セルフケア(ストレッチ、軽い有酸素、入浴)

痛みが増すストレッチは避け、気持ちよい範囲で。散歩やバイクは回復に有効なケースが多いです。

モニタリング:主観RPE・心拍・コンディションを統合する

RPE×時間でトレーニング負荷を見える化

例:RPE 7×60分=420 AU。週合計と波形(きつい→軽い→きつい)を管理。

朝の主観チェック(睡眠/疲労/筋肉痛/ストレス)

各0〜5で記録。合計が普段より3以上悪化なら調整。

心拍・呼吸の目安と過負荷のサイン

  • 安静時心拍が普段+5以上、息切れが強い、集中力低下は注意。
  • 2日続いたら強度を落とす、もしくは休む。

週次レビューのやり方(続ける/やめる/変える)

  • 続ける:指標が伸びている、疲労管理が回っている。
  • やめる:痛みが増える、キレが落ちる。
  • 変える:負荷配分やルール、休息長を微調整。

よくある間違い:遠回りをやめて最短化する

長距離ジョグのやり過ぎでスピードが落ちる

有酸素は必要ですが、ジョグだけでは高強度が伸びません。インターバルとSSGを軸に。

毎回全力で潰れて継続が途切れる

RPE 7〜8で継続。翌日の生活・練習が成り立つ範囲で。

筋トレが目的化してピッチで遅くなる

重さより動きの速さと片脚コントロール。スプリントを優先。

競技特異性の欠如(ボールなしばかり/ボールありばかり)

単体練習とSSGのブレンドが最短。週でバランスを取る。

負荷は上げるが回復は据え置き、の破綻

負荷を上げた週は睡眠・栄養・オフも上げる。セット。

ケーススタディ:ポジション別・課題別の逆算

サイドバック:往復とトランジション耐性

  • 20m反復×12本(回復20秒)×2セット。
  • 5v5/縦長ピッチ(45×25m)で裏抜け・戻りをルール化。

センターミッド:連続走と方向転換の持久

  • 30-30 × 12〜16本(VIFT基準)。
  • 4v4+2フリーマン/35×25m、1.5分×10本。

ウイング:繰り返しスプリントと1対1の爆発力

  • 30m×8本(完全回復)、その後15-15×12本。
  • 1対1サイドライン突破×10秒勝負×8本。

ストライカー:最小回数で最大効果の加速・ジャンプ

  • 10〜15m加速×6本+連続ジャンプ(ヘディング想定)。
  • フィニッシュ付きトランジション2対2、短時間高強度。

センターバック:減速・対人・ロングスプリントの配分

  • 減速ドリル→方向転換→20〜30mスプリント。
  • 6v6/50×35mでラインコントロールと背後対応を反復。

課題別(後半ペースダウン、足がつる、ケガが多い)

  • 後半ペースダウン:有酸素インターバルの容量を2〜3週増やす(合計10〜15%)。
  • 足がつる:水分・電解質・炭水化物不足を見直し、カーフ強化とストレッチを追加。
  • ケガが多い:ノルディック、内転筋、着地ドリルの頻度を週2に。高強度の翌日は回復日に固定。

Q&A:サッカー 体力 つけ方 基本の疑問に答える

走り込みは必要?どれくらい?

必要ですが「ジョグだけ」は非効率。週1〜2回のインターバル(15-15/30-30/SSG)で、心拍をHRmaxの80〜90%に乗せるのが近道です。

週2回しか時間がない場合の優先順位は?

1日目:スプリント+SSG。2日目:SSG+インターバル+補強ショート。各60分以内でも効果は出せます。

高校生と大人で何を変える?

高校生はフォームと頻度を重視し、無理な重量は避ける。大人は回復優先でMED、睡眠・栄養に投資。

筋トレで重さはどれくらい持つべき?

フォームが崩れない重量で中回数(6〜10回)。動きの速さを意識。片脚種目を多めに。

疲労が抜けない時はどう調整する?

高強度を半分にし、回復セッションに置換。睡眠時間+60分、炭水化物を増やす。2〜3日で戻ることが多いです。

まとめとチェックリスト:今日から逆算を始める

自分の試合の要求を1枚に書き出す

  • 試合時間、ポジション、スプリント本数、苦しい時間帯。

今週の最短3本柱を決める

  • スプリント×パワー、SSG、インターバル(各1)。

RPE×時間で負荷を記録する

  • ノートかスマホで1分以内に記録。週の波形を見る。

2週間ごとに小テストで方向修正する

  • スプリント1本とCMJ、RPEの推移で判断。

おわりに(まとめ)

「サッカー 体力 つけ方 基本を試合から逆算して最短化」は、魔法のメニューではありません。けれど、試合から逆算して必要な要素だけを高品質で積み上げれば、体力は最短で「試合で使える力」に変わります。やり切らない勇気を持ち、負荷と回復をセットで管理し、2週間ごとに微調整。今日の一歩を、次の試合の一歩目に直結させましょう。痛みが出たら無理をせず、フォームと回復を最優先に。継続こそ、最大のショートカットです。

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