目次
- サッカー試合分析ノートのテンプレ|勝点を伸ばす書き方と実例
- この記事のゴールと使い方
- 試合分析ノートとは?勝点を伸ばす意義
- テンプレの全体像(見開き1試合の基本構成)
- 書き方の原則:客観と主観のバランスをとる
- 試合前に書く項目(ゲームモデルと仮説)
- 試合中に記録する項目(タイムラインとトリガー)
- 試合後に整理する項目(数値化・改善タスク)
- ポジション別テンプレと書き分け実例
- 局面別テンプレ:攻守の4相+セットプレー
- 記号・略号・符号の辞書(誰でも同じに読める表記)
- 定量化テンプレ:簡易スタッツとKPIの作り方
- ミーティング用テンプレ:チーム共有フォーマット
- 個人成長テンプレ:1週間サイクルの振り返り
- 実例1:高校生ボランチの90分(サンプル記入)
- 実例2:保護者の観戦メモから選手へフィードバック
- よくある失敗とリカバリー(続かない/主観に偏る)
- 紙とデジタルの使い分け(スマホ/タブレット/ノート)
- 映像活用:クリップ化とノート連携のコツ
- チェックリスト:試合当日〜翌日までの流れ
- 継続のためのルーティン化とテンプレ更新
- FAQ:よくある質問
- まとめ:次の試合までにやること
- あとがき
サッカー試合分析ノートのテンプレ|勝点を伸ばす書き方と実例
勝点を伸ばす選手・チームには、共通して「再現性のある振り返り」があります。本記事は、サッカー試合分析ノートのテンプレを丸ごと提供し、試合前・試合中・試合後に何をどう書けば次の試合の勝点に直結するのかを、実例つきで解説します。図や画像は使わず、誰でも紙とペンだけで実践できる内容です。今日から「書ける・使える・続けられる」を目標にして、一緒にノートを育てていきましょう。
この記事のゴールと使い方
到達目標:試合分析ノートで勝点に直結する改善を回す
目標はシンプルです。「仮説→実行→検証→学習」を1試合ごとに回し、翌週の練習と次戦のプランに具体的な改善を落とし込むこと。そのために、事実と解釈を分け、数字と言葉を両立し、1試合1テーマで深掘りする運用にします。
必要な準備物と前提(ノート/ペン/動画の有無)
- ノート(A5〜B5を推奨。1試合=見開き2ページ)
- ペン2色(黒:事実、青:解釈/改善)※色分けが難しい場合は記号で代用
- 試合映像(あると精度が上がるが、なくても運用可能)
動画がない場合は「時間」「場所」「相手人数/味方人数」「結果」の4点をメモの基本にし、再現しやすい言葉を使います。
読み進め方と活用ステップの全体像
- テンプレの全体像を把握(左ページ=事前プラン、右ページ=結果と改善)
- 書き方の原則を確認(事実・解釈・行動の三分割)
- 試合前→試合中→試合後の各項目を運用
- 定量化とポジション別テンプレで解像度を上げる
- 実例を参考に、自分用へカスタマイズ
試合分析ノートとは?勝点を伸ばす意義
勝点と分析の関係:仮説→実行→検証→学習サイクル
勝点は「運」だけでは積み上がりません。毎試合の仮説と実行を検証し、学習(次の行動)に変えることで、ミスは減り強みは増えます。このサイクルが回るほど、終盤の勝点が伸びやすくなります。
チーム分析と個人分析の違いと接続点
- チーム分析:狙いの共有、連携、配置、強弱の設計
- 個人分析:役割の遂行度、認知→判断→実行の質、選択の傾向
接続点は「役割」。チームのゲームモデルに対し、各自の役割KPIを設定し、達成度を振り返ることで、個人の改善がチームの進歩に直結します。
学習科学の観点:振り返り・分散学習・具体化の効果
- 振り返り:思い出し(リトリーバル)で記憶が強化
- 分散学習:翌日・週中・前日に短く繰り返すと定着
- 具体化:言葉と数字で「次やること」に落とすと行動が変わる
テンプレの全体像(見開き1試合の基本構成)
左ページ:試合前プランと観察の視点
- 相手の傾向要約(3行)
- 自チームのゲームモデル要点(攻・守・トランジション)
- 目標KPI(チーム2つ/個人2つ)
- キープラン/プレスプラン
- セットプレーの役割
右ページ:結果KPIと改善タスク
- 主要KPIの数値(事実)
- 成功/未遂/失敗の頻度
- 原因(技術・戦術・認知・体力・メンタル)
- 次の練習タスク(3つまで)
1試合1テーマの原則とメリハリ
「全部やる」は続きません。今週は「前進の出口を増やす」など、1テーマに絞って深く改善。書く量は上限を決め、優先度の高い現象だけを残します。
書き方の原則:客観と主観のバランスをとる
事実・解釈・次アクションを分けて書く
- 事実(黒):時間・場所・人数・結果(例:32分 RH 3v2 前進→ロスト)
- 解釈(青):なぜ起きた?(例:内側のサポート遅れ)
- 行動(青に★):次にどうする?(例:内→外の順で視野確保)
時系列×局面の二軸で整理する
タイムライン(いつ)と局面(攻撃/守備/攻→守/守→攻/セット)で分類。読み返しやすく、映像とも紐づけやすくなります。
客観指標と主観メモの両立(数値化と言語化)
数値はブレない基準、言葉は背景の説明。両方あると、練習への翻訳がスムーズです。
試合前に書く項目(ゲームモデルと仮説)
対戦相手の傾向と脅威(直近情報の要約)
- 前進の手段(CBから縦直通/SB経由/ロング)
- プレッシングの開始ラインとトリガー
- 脅威の選手とエリア(例:10番がLHで受けて前を向く)
自チームのゲームモデル要点(攻守とトランジション)
- 攻撃:ビルドアップの優先出口、3人目の関与
- 守備:ボールを外へ誘導/内を締める基準
- 攻→守:即時奪回3秒/遅らせの合図
- 守→攻:第一歩の方向と出口(WG裏/CFポスト)
目標KPIと個人テーマの設定
- チームKPI例:PA侵入10回、相手PA侵入7回以下
- 個人KPI例(CM):前進関与8回、逆サイドチェンジ3回
キープラン/プレスプランの確認
キープラン(攻):どこで数的優位を作るか。プレスプラン(守):どのサイドで引っかけるか。矢印を言葉で決めておくと修正が早いです。
セットプレー準備と役割整理
- 攻撃CK:近/遠/ショートの使い分け、担当キッカー
- 守備CK:マン/ゾーンの役割、セカンド担当
試合中に記録する項目(タイムラインとトリガー)
タイムスタンプと重要イベントの要点記録
例:12’ LS → LH → PA侵入(3v2)シュート枠外。要点だけ、3〜7語で。
プレッシングトリガーと出口の観察
- トリガー:バックパス、浮き球のトラップ、相手背中向き
- 出口:タッチライン/中央のどちらへ追い込めたか
ビルドアップのパターンと阻害要因
使用パターン(SB内側化/CH落ちる/CF落ちる等)と、詰まった理由(角度不足/距離/身体の向き)を簡潔に。
トランジション初動(攻守転換)の質
攻→守:ボールから近い2人の反応速度。守→攻:奪った直後の出口確保(外/縦/背後)。
危険の芽(予兆メモ)と修正案
「相手10番がLHで前向き多い」→「内のレーンを閉じる声かけ」。予兆に気づけるとハーフタイムで刺さります。
体感メモ(疲労・集中・コミュニケーション)
体感は主観ですが重要。「30〜40分 集中切れ気味」「CFとの距離遠い」など。
試合後に整理する項目(数値化・改善タスク)
スコア以外の結果KPI(PA侵入・被侵入・奪取位置など)
- PA侵入数/被侵入数
- ボール奪取の平均位置(自陣/ハーフ/敵陣)
- 前進成功(自陣→中盤→敵陣の通過回数)
成功/未遂/失敗の分類と頻度の可視化
例:逆サイド展開(成5/未3/失2)。未遂は「アイデアは良いが実行不足」。改善の種です。
原因分析:技術・戦術・認知・体力・メンタル
- 技術:トラップ/キック/1stタッチ
- 戦術:立ち位置/距離/角度/連携
- 認知:スキャン頻度/視野の方向
- 体力:スプリント/再加速/回復
- メンタル:決断の速さ/迷い
次の練習メニューへの落とし込み
「原因→練習」の直結が命。例:視野不足→受ける前スキャン2回をコーチに宣言して数える。
チーム共有メモと要約ポイント
1分で伝える要約:「事実1つ・気づき1つ・提案1つ」。これで意思決定が進みます。
ポジション別テンプレと書き分け実例
GK:守備組織背後の管理・配球・セットプレー
- 背後管理:DFラインの高さと背後ケアの指示回数
- 配球:投げ/キックの成功率、速攻/遅攻の使い分け
- SP:ニア/ファーの責任範囲、2nd対応
CB/SB:ラインコントロール・前進手段・対人
- ライン:押上げ/下げの合図と統一
- 前進:縦パス本数、内側/外側経由の比率
- 対人:1v1の成否、身体の向きの管理
DM/CM/AM:前進の羅針盤・逆サイド活用・守備スイッチ
- 前進関与:受け直し→前向きの回数
- 逆サイド:スイッチ数と成功率
- 守備スイッチ:圧力の合図と連動数
WG/CF:裏抜け・偽9番・ファイナルサードの選択
- 裏抜け:開始タイミングの適否と回数
- 偽9:落ちるタイミング→3人目の出現
- 選択:シュート/パス/保持の判断比率
交代選手/ベンチ視点:外からの洞察と修正提案
交代前に「相手の弱点1つ」「自分が刺さる動き1つ」を準備。ベンチは全体の距離感とスイッチのズレを記録。
局面別テンプレ:攻守の4相+セットプレー
攻撃:ビルドアップ/崩し/フィニッシュの連結
前進(出口)→崩し(優位の作り)→フィニッシュ(質)の連結が切れていないかをチェック。
守備:前進阻止/撤退/ブロック守備の役割分担
阻止の地点と人数、撤退の合図、ブロック内の役割(内締め/外誘導)を統一。
攻守転換(攻→守):即時奪回と遅らせの判断
即時奪回の距離(3〜5m以内はプレス)、距離が遠いなら遅らせの角度を優先。
守攻転換(守→攻):第一歩と出口の質
奪ってからの第一歩の方向(前/外/逆)、出口の準備(味方の立ち位置)を記録。
セットプレー攻撃・守備:事前プランと結果比較
プラン(ショート/ニア/ファー)と結果(触れる/二次波)を対応づけて検証。
記号・略号・符号の辞書(誰でも同じに読める表記)
時間表記と位置座標の簡易ルール(自陣/敵陣・レーン)
- 時間:45’+3(前半アディショナル3分)
- レーン:LS(左サイド)/LH(左ハーフスペース)/C(中央)/RH(右ハーフスペース)/RS(右サイド)
- 注:一部でDHを右ハーフスペースの略として使う例もありますが、本記事ではRHで統一。DH表記はRHと同義で扱って構いません。
攻撃/守備の記号と色分けの代替
- 攻撃=▲、守備=▼、攻→守=A→D、守→攻=D→A
- 色分けできない場合は記号とカッコで対応(例:▲LH→RH)
個人アクションの略号(1v1・DH・LH・RS等の定義)
- 1v1:対人局面
- LH:左ハーフスペース/RH:右ハーフスペース(=DHと同義)
- LS/RS:左右サイド
- PA:ペナルティエリア、CK:コーナーキック、FK:フリーキック
重要度・優先度のマークと使い方
- !=重大、★=次アクションに採用、?=要再確認(映像)
定量化テンプレ:簡易スタッツとKPIの作り方
シンプルスタッツ(シュート・枠内・CK・PA侵入)
記録例:シュート8(枠内3)/CK4/PA侵入12。相手の数も記録し、差分でインパクトを評価。
チャンス品質の近似(距離・人数・体勢・ブロック)
- 距離:PA内=2点、PA外=1点
- 人数:味方が相手より+1以上=1点
- 体勢:前向き/フリー=1点
- ブロック:相手が整っていない=1点
合計4点満点で、3以上を「ビッグチャンス」と定義。
守備指標(ボール奪取・被侵入・PPDA簡易版)
- 奪取:敵陣/中盤/自陣でカウント
- 被侵入:自陣PA侵入
- PPDA簡易版=相手が自陣外で通したパス本数 ÷ 自チームの守備アクション数(タックル+インターセプト+ファウル)
ポジショニング自己評価スコア(0-2の三段階)
- 0=遅い/ズレ大/見えていない
- 1=許容/改善余地あり
- 2=意図的/優位を生む
試合中3回(前半20’/HT/後半20’)に自己評価。主観の質を上げます。
ミーティング用テンプレ:チーム共有フォーマット
共有したい3クリップの要約メモ
「時間・場所・何が起きた・なぜ重要か」を1行で。例:56’ RH 前進未遂→理由は縦一辺倒。
問いかけと仮説の整理(Why/How)
- Why:なぜ外のレーンで詰まる?
- How:内向きの受け手と3人目を先に用意する
次週の具体的提案(練習設計・役割変更)
例:6対4+2サーバーの前進練習、SBの内側化を10分×2本で導入。
個人成長テンプレ:1週間サイクルの振り返り
試合翌日:回復と要点レビュー(15分)
事実だけ集計→KPI差分→成功の再現条件を一言で書く。
週中:練習でのトライと再記録
練習で実験→小メモに結果→翌日の改善を1つだけ追加。
前日:プランニングとテーマ絞り
次戦の1テーマとKPIを再設定。迷ったら「前進の出口」「トランジション」を優先。
実例1:高校生ボランチの90分(サンプル記入)
試合前の仮説とKPI設定
- 相手10番がLHで受けて前向き→内を締める
- 個人KPI:前進関与8回、逆サイド展開3回
前半の観察メモ抜粋と修正点
- 18’ C 受け直し→前向き成功(1)
- 27’ RH 縦パス狙いすぎロスト(?)→外→内の順で作る
- HT修正:SBの内側化を先に合図、自分は一段低く受ける
後半の調整と結果の要約
SB内側化で内→外→背後の連結が増加。63’ LH 逆サイド展開→PA侵入→シュート枠内。
KPIの達成度と反省点
- 前進関与10(達成)/逆サイド展開3(達成)
- 反省:前半のリスク管理が弱く、内側の受け手準備が遅れた
次週のタスクと練習案
- 受ける前スキャン2回を宣言制で実施
- 3人目を引き出す立ち位置の反復(3対2+1フリーマン)
実例2:保護者の観戦メモから選手へフィードバック
観戦位置と記録方法の工夫
全体が見やすい高さから「時間・場所・結果」だけメモ。技術評価はコーチに任せ、事実に徹する。
子どもに伝える言葉の選び方
- 良かった点→具体(「前半20分の裏抜け、タイミングよかった」)
- 改善→質問型(「受ける前、どっち見えてた?」)
コーチへの共有のしかたと配慮
要約1分・事実中心。感情や戦術指示は控えめに。映像共有は許可を得てから。
よくある失敗とリカバリー(続かない/主観に偏る)
感想文化を防ぐ三分割(事実・解釈・行動)
「今日は良くなかった」→「前進成功2→目標8未達(事実)」「距離長い(解釈)」「一度落ちる(行動)」に変換。
書く量が多すぎる問題の解決(上限設定)
試合中メモは20行まで。ハーフタイム3行、試合後は改善3つに制限。
ネガティブ偏重からの脱却(成功の再現)
成功1つに星マーク。再現条件(人/場所/向き)を必ずメモ。
データのためのデータ化を避けるコツ
「意思決定を変える数字」だけ残す。KPIは毎月見直し、効いていない指標は捨てる。
紙とデジタルの使い分け(スマホ/タブレット/ノート)
紙ノートの利点・弱点と運用例
- 利点:素早い、思考が深まる、電池不要
- 弱点:検索性が低い→目次と日付で管理
スマホ/タブレット記録の利点・弱点
- 利点:検索/共有が簡単、映像との紐づけが容易
- 弱点:入力に時間、通知に邪魔される
ハイブリッド運用(現場→後整理)の流れ
現場は紙でキーワード→翌日デジタルに清書→画像化して保管。必要部分だけを印刷して練習に持参。
映像活用:クリップ化とノート連携のコツ
撮影時のルールと配慮事項
- 撮影可否を事前確認、顔が映る配慮と共有ルールを徹底
- 全体が入る高さとフレーミング、ズームは最小限
クリップ抽出の基準(再現性・頻度・影響度)
同じ現象が3回以上/得点期待に影響/次週練習に直結の3条件を優先。
タイムコードとノートのひも付け方法
「56’ RH 前進未遂→原因:距離」など、時間と場所をセットに。ファイル名に時間を入れると検索が速い。
チェックリスト:試合当日〜翌日までの流れ
試合前60分:仮説確認とKPI最終チェック
- 相手の脅威1つ、味方の強み1つ
- KPI(チーム2/個人2)を再確認
ハーフタイム3分:観察→修正→一言共有
観察1行→修正1行→共有1フレーズ。「外→内→背後を徹底」など。
試合直後15分:事実のみメモと感情の整理
数字と出来事を先に。感情は最後に一言。解釈は翌日に回す。
翌日30分:集計→原因分析→タスク作成
KPI集計→原因5領域で整理→タスク3つに絞る。
継続のためのルーティン化とテンプレ更新
月次レビューで“捨てる項目”を決める
効かない指標/書いても行動が変わらない欄は思い切って削除。
テンプレ差し替えと簡素化の手順
次月のテンプレを1枚作成→1試合テスト→微調整して固定。
モチベーション維持と仲間づくり
チームで1分共有の場を作る/友人とKPIを見せ合うと続きやすい。
FAQ:よくある質問
何試合分で効果を実感できる?
3〜5試合で傾向が見え、8〜10試合で意思決定が安定しやすくなります。
動画なしでも意味はある?
あります。時間・場所・人数・結果の4点セットで事実を残せば十分に改善可能です。
指標はどこまで厳密にすべき?
「意思決定を変えるか」で判断。厳密さより一貫性を優先し、月次で見直しましょう。
チーム共有と個人ノートの境界は?
個人の反省はプライベート、事実と提案は共有。境界を決めると安心して書けます。
まとめ:次の試合までにやること
今すぐできる3つのアクション
- テンプレを見開きで準備(左=事前、右=結果)
- KPIをチーム2/個人2に絞る
- 事実・解釈・行動を分けて書く運用を開始
テンプレ運用の初週プラン
- 前日:相手傾向3行+KPI設定
- 当日:タイムラインに重要イベントのみ
- 翌日:KPI集計→原因→タスク3つで完了
継続のための最小ルール再確認
- 1試合1テーマ
- メモは20行まで
- 成功の再現条件を必ず書く
あとがき
試合分析ノートは「勝つための言語化装置」です。上手く書こうと頑張りすぎず、「次の1歩が明確か」を基準にしてください。テンプレはあなたのスタイルに合わせて更新していくもの。小さな改善が積み上がると、シーズン終盤に「勝点」という形で返ってきます。次の試合が楽しみになるノート運用を、今日から始めましょう。
