ふだんどれだけ試合をしているか、そして「うちのカテゴリーだと年間どのくらいが普通?」は、強化計画や進路を考えるときの出発点になります。この記事では、高校・大学・社会人(アマチュア)を中心に、公式戦と練習試合の目安レンジをまとめ、シーズンの捉え方、月別の流れ、増減の判断基準までを整理しました。地域や年度で差が出やすいテーマなので、あくまで実務的な「レンジ(幅)」で示しつつ、現場での使い方に落とし込みます。
目次
はじめに:この記事の使い方
ここに書いた数字は「平均」ではなく「現実的な目安レンジ」です。リーグ編成・トーナメントの進出度・学校行事や仕事の繁忙・チームの方針で変動します。自チームの年間計画を作る際は、以下のレンジを起点に「所属リーグの規定」「昨年の実績」「今年の優先順位」を重ねて調整してください。
結論:高校〜社会人の年間試合数「ざっくり目安」
カテゴリ別の目安レンジと内訳(公式戦/練習試合)
- 高校・県リーグ所属(1部〜下部)
- 公式戦:15〜30試合(リーグ戦の総当たり回数+各種カップの進出度で増減)
- 練習試合:20〜50試合(定期TRM+長期休暇の遠征・合宿)
- 合計目安:35〜80試合
- 高校・プリンスリーグ所属
- 公式戦:20〜35試合(リーグ18〜22前後+カップ進出分)
- 練習試合:20〜45試合
- 合計目安:40〜80試合
- 高校・プレミアリーグ所属
- 公式戦:20〜35試合(リーグ18〜22前後+プレーオフ・カップ)
- 練習試合:20〜40試合
- 合計目安:40〜75試合
- 大学・地域1部リーグ
- 公式戦:22〜40試合(リーグ18〜22前後+総理大臣杯・インカレ等の進出度)
- 練習試合:15〜35試合(春夏の強化期で上下)
- 合計目安:37〜75試合
- 大学・下部リーグ(2部以下)
- 公式戦:14〜28試合(所属と編成に依存)
- 練習試合:12〜30試合
- 合計目安:26〜58試合
- 社会人・都道府県リーグ
- 公式戦:10〜25試合(リーグ7〜18程度+県選手権・天皇杯予選など)
- 練習試合:10〜25試合(週末中心、ナイターで調整)
- 合計目安:20〜50試合
- 社会人・地域リーグ
- 公式戦:18〜32試合(リーグ18前後+県選手権・地域決勝等)
- 練習試合:10〜20試合
- 合計目安:28〜52試合
- JFL(アマチュア上位)
- 公式戦:30〜40試合(リーグ30+カップ系の進出)
- 練習試合:5〜15試合
- 合計目安:35〜55試合
注:リーグのチーム数と総当たり回数、トーナメントの進出ラウンド、移動距離・天候・開催方式の変更などで年間試合数は大きく動きます。
年間試合数を決める主要因(所属リーグ・カップ進出度・地域・チーム方針)
- 所属リーグの編成(チーム数・1回戦制か2回戦制か)
- カップ戦の進出度(県予選・ブロック・全国まで)
- 地域特性(悪天候・会場確保・移動の負担)
- チーム方針(育成優先でTRM多め/勝負優先で公式戦に照準)
- 学業・仕事との両立(試験・就活・繁忙期)
- 選手層(A〜Cチームの運用、出場時間の分散)
試合数は多ければ良いのか?質と量の最適バランス
試合は経験値の宝庫ですが、回復と準備が追いつかないと「質の低い消耗戦」になりがち。目安としては、高校〜大学で公式戦ピーク期でも1週あたり最大2試合程度が上限。練習試合はテーマを絞って出場時間を管理し、連戦時は交代枠とローテーションで強度を均すと、ケガ予防とパフォーマンス維持に繋がります。
ベンチ入りが難しい層にはTRMでの90分確保が有効。一方で主力の過剰出場は避け、1週間の総走行量・RPE(主観的運動強度)・睡眠時間をチェックしながら最適化を図りましょう。
試合の種類と「1年」の捉え方
公式戦(リーグ戦/トーナメント/カップ)の違い
- リーグ戦:ホーム&アウェー(または単一会場方式)で総当たり。年間試合数の土台。
- トーナメント・カップ:負けたら終了。勝ち進むほど試合数が増える。
- 入替戦・プレーオフ:リーグ順位に応じて追加されることがある。
練習試合(TRM・TM)と対外試合の扱い
TRMは出場時間の確保、戦術確認、選手選考に重要。30分×3本や45分×2本で目的に合わせて組みます。公式記録には載らないものの、年間の負荷・移動・費用の面では無視できません。
シーズンカレンダーの基本(学校行事/仕事繁忙期/オフ期間)
- 高校:4月スタート。定期試験(6月・10月前後)、総体(夏)、選手権(冬)。学年末は入試関連で調整。
- 大学:前期(4〜7月)・後期(9〜1月)。テスト期間と就活が実質のオフ/調整期になりやすい。
- 社会人:仕事の繁忙期(決算・繁忙月)を避け、週末ベースでスケジューリング。
リーグ編成・決勝大会・入替戦が試合数に与える影響
同じカテゴリーでも、10〜12チームのダブルラウンドか、8チームのシングルラウンドかで年間の公式戦は大きく変わります。さらに、地区決勝・全国大会の有無、入替戦の実施で「+数試合」の跳ね上がりが起きます。
高校サッカーの年間試合数目安
都道府県リーグ所属のケース(1部〜下部)
1部は10〜12チームのダブルラウンドが多く、リーグだけで18〜22試合前後。下部になるとチーム数や方式が簡略化され、9〜14試合程度になる地域もあります。ここに県選手権(インターハイ予選・選手権予選・新人戦)が重なり、勝ち進むほど+2〜10試合の増加が目安です。
プリンスリーグ所属のケース
地域ごとの編成で、ダブルラウンドで18〜22試合が一般的。昇格・残留のプレーオフや各種カップにより、公式戦は20〜30台に乗ることがあります。移動距離が伸びやすく、アウェー遠征の日帰り・一泊のバランス設計が鍵です。
プレミアリーグ所属のケース
東西に分かれた全国上位リーグ。リーグ戦は概ね18〜22試合レンジ。年度によって大会形式や決定戦の有無が変わることがあるため、最新の要項を確認しましょう。強度が高いため、TRMは狙いを絞って質を優先するチームが多いです。
カップ戦の内訳(総体=インターハイ、選手権、県新人戦 など)
- インターハイ(総体)予選:県内のトーナメント。ベスト進出度で2〜6試合程度。
- 選手権予選:秋〜冬の山場。県代表になると全国でさらに試合が増える(最大で+数試合)。
- 新人戦:年明け〜春先に実施される地域も。強化と選考の意味合いが強い。
練習試合の組み方と月当たりの目安
- 学期中:月2〜4試合(テスト前後で増減)。
- 長期休暇(夏・冬・春):遠征や合宿で月6〜12試合になることも。
- 形式:30分×3本で全員の出場時間を確保/45分×2本で公式戦想定。
学校行事・試験期間・遠征による増減要因
テスト期間や文化祭・修学旅行などで週末が埋まると試合数は減少。逆に、合宿や県外遠征を多く入れると一気に増えます。保護者の負担(費用・送迎)も合わせて検討を。
Bチーム・Cチームの試合数の考え方
上位カテゴリーほどB・Cの機会を細かく設計する必要があります。Aの公式戦が多い年は、B・CでTRMを厚くして出場時間を確保。目安は「1人あたり週60〜120分」を基準に、試合数ではなく総出場時間で管理するのがおすすめです。
大学サッカーの年間試合数目安
地域1部リーグ所属のケース
リーグ戦は18〜22試合前後が主流。ここに総理大臣杯(夏)・インカレ(冬)が重なり、進出度によって+4〜12試合ほど増えることがあります。トップが過密になりやすいため、春季のTRMで選手層を広げておくとシーズン後半が安定します。
下部リーグ(2部以下)のケース
チーム数や開催方式次第で14〜20試合程度。入替戦が加わると+1〜2試合。カップ戦が少ない場合はTRMで強度を上げる設計が一般的です。
カップ戦の内訳(総理大臣杯、インカレ、新人戦 等)
- 総理大臣杯(全日本大学サッカートーナメント):夏に開催。地区予選を含めると最大で+数試合。
- インカレ(全日本大学サッカー選手権):冬開催。出場権獲得チームは年末も公式戦が続く。
- 新人戦:下級生の出場機会確保として活用される。
練習試合・TRMの頻度と強化期間(春・夏合宿)
春はチーム作りでTRMを多めに設定(週1〜2本)。夏合宿で連戦を組み、秋の公式戦ピークに備えます。長距離移動の遠征は負荷が高いため、帰着翌日のリカバリーを必ず確保しましょう。
講義・テスト・就活との両立と試合数の現実
テスト期間はTRMを減らし、夕方の軽い戦術確認に留めるケースが多いです。就活期は平日の移動が難しく、週末の日帰り試合が中心に。年間試合数は「学業優先の設計」か「競技優先の設計」かで大きく変わります。
社会人(アマチュア)の年間試合数目安
都道府県リーグ所属のケース
8〜12チームのリーグで7〜18試合程度。県選手権や天皇杯予選で+2〜7試合。仕事の都合でTRMは月1〜2本が現実的なラインです。
地域リーグ所属のケース
10チーム前後のダブルラウンドが多く、リーグ18試合前後。地域決勝や入替関連の試合で+数試合。移動距離が伸びやすいので、キックオフ時間と帰宅時刻から逆算して翌日の仕事に支障が出ない計画を。
JFL所属チームのケース(アマチュア上位)
リーグ戦は30試合前後。天皇杯や地域杯系でさらに増えることがあります。平日ナイターの調整、移動・宿泊の疲労管理が試合の質に直結します。
天皇杯・県選手権(予選)と地域決勝の位置づけ
県予選を勝ち上がれば上位カテゴリーと対戦でき、強化効果は高い一方で負荷も増大。リーグ残留・昇格とバランスを取りつつ、狙いどころを明確に。
練習試合の頻度(週末中心/ナイター活用)
週末2日のうち1日は公式戦、もう1日はTRMという配分が一般的。平日はナイターで60〜90分の実戦形式を短く入れるチームもあります。
仕事・家庭・移動距離がもたらす制約
移動2時間超のアウェーは、当日のパフォーマンスと翌日の仕事に影響しがち。年間試合数は「移動時間×回数」で現実的に最適化しましょう。
プロ(Jリーグ)の年間試合数の実例と比較
J1・J2・J3の公式戦スケジュールの違い
編成は年度で変動しますが、いずれも長期のリーグ戦(ホーム&アウェー)が軸。カテゴリーが上がるほど年間の拘束日数が増え、遠距離移動も増えます。
カップ戦(ルヴァン杯、天皇杯、ACL)による変動
カップ戦や国際大会に出場すると、公式戦の合計が40〜60試合程度に達することもあります。中3日〜中2日の連戦管理が標準で、リカバリーとローテーションが必須です。
プロとアマの試合数の差が示すコンディショニングの基準
プロは連戦の中でも強度を維持する仕組み(選手層・移動・栄養・睡眠管理)が前提。アマは環境差を考慮し、同じ試合数を追うのではなく「質を上げる運用」に寄せるのが現実的です。
月別のスケジュール例(春〜冬)
4〜6月:リーグ開幕とチーム作り
- 狙い:ベースの戦術・セットプレー・コンディションの土台作り。
- 試合:リーグ中心+週1本のTRMで選手層を確認。
- 注意:新学期・新生活の疲労が蓄積しやすい時期。
7〜8月:大会・合宿・猛暑対策
- 狙い:連戦耐性とゲームモデルの精度向上。
- 試合:遠征でTRM増(週2〜4本も)。
- 注意:WBGT(暑さ指数)を参考にキックオフ時間を調整。給水・アイスバス等の回復を徹底。
9〜11月:公式戦ピークと入替戦・予選
- 狙い:勝点の積み上げ、順位確定。
- 試合:週2競技日になることも。ローテーション必須。
- 注意:怪我の再発を防ぐため、出場時間の累積を管理。
12〜3月:選手権/天皇杯/ウィンターシーズンの捉え方
- 狙い:主要大会の山場と来季準備の両立。
- 試合:大会進出度で増減。オフを計画的に確保。
- 注意:寒冷・積雪地域は会場確保が試合数に直結。
学年移行・卒業・入団時期の注意点
主力の進学・就職で選手構成が変わるタイミング。TRMで新体制の実戦時間を早めに確保すると、春の立ち上がりがスムーズです。
試合数を増やす/減らす判断基準
年齢・発育・立場別の適正(高校/大学/社会人)
- 高校:発育差が大きく、連戦は個別対応。週合計の出場時間を基準に。
- 大学:単位・就活を踏まえ、期ごとに負荷を波状に。
- 社会人:仕事の疲労と怪我歴を重視。遠征は「ピンポイントで価値が高い相手」に絞る。
ポジション別の負荷管理と交代起用
SB・IH・WGなど走行距離の長いポジションは連戦でパフォーマンスが落ちやすい。60分交代や2本目限定出場などの設計で全体の強度を均します。
コンディション指標(RPE、睡眠、怪我履歴)を用いた意思決定
- RPE(主観強度):練習・試合ごとに10段階で記録。
- 睡眠:6.5〜8時間の確保を目標。遠征時は就寝時刻の前倒し。
- 怪我履歴:再発が多い選手は連戦の出場時間を段階的に。
勝負の年と育成の年:優先順位の置き方
昇格・残留がかかった年は公式戦重視。育成を優先する年はTRM多めで個々の課題にフォーカス。どちらにせよ「試合数」ではなく「出場時間×強度×テーマ」で評価するのがコツです。
移動距離・キックオフ時間・気象条件の評価
同じ1試合でも、移動往復4時間・真夏の14時KOは負荷が別物。年間計画では「試合+移動」を1パッケージで見積もると、現実に沿った最適化ができます。
試合の質を上げるための練習試合設計
テーマ設定(戦術/個人課題/メンバー選考)
「守備の高さ」「ビルドアップの型」「サイドの1対1」など、試合ごとにテーマを1〜2点に絞ると学習効率が上がります。評価軸を明確にし、映像で検証しましょう。
相手レベルと移動コストのバランス
常に格上とだけ当たるより、狙いに応じて「格上:同格:格下=3:5:2」などの配分に。移動コストが高い相手は年数回に絞り、オンラインでの事前分析で準備効率を高めます。
30分×3本、45分×2本など形式の使い分け
- 30×3本:全員に出場機会。テーマ反復に向く。
- 45×2本:公式戦を想定。試合運び・交代の検証に。
- 45+30:主力と競争枠の両立。翌日の回復メニューとセットで。
分析・フィードバックの仕組み(動画・データ・レビュー)
スマホ撮影でも効果は十分。試合後24〜48時間以内に「良かった点3つ/改善点3つ」を共有。共通言語を作ると、試合数が少なくても学習密度を上げられます。
負荷コントロール(連戦、翌日の回復セッション)
連戦時は試合翌日に20〜30分のリカバリー(ジョグ、モビリティ、アイスバス、簡易ストレッチ)。主観疲労が高い選手は個別メニューに切り替えます。
親・保護者が知っておきたい現実的なポイント
遠征費・用具費と年間予算の目安
費用はチームや活動方針で幅があります。目安の作り方は「遠征の回数×1回の概算(交通費・宿泊・食事・参加費)」+「用具の年間更新(スパイク・トレシュー・ソックス・テーピングなど)」の積み上げ。過去年度の案内や先輩保護者の実例を参考に、余裕を持った予算取りをおすすめします。
送迎・応援・観戦の基本マナー
- 会場ルール(駐車・撮影・声出し)を事前確認。
- 審判・相手・自チームへのリスペクト徹底。
- 選手の帰宅後は回復優先(食事・睡眠・入浴)。
過密日程時の栄養・水分・睡眠サポート
試合48時間前から水分・糖質の意識的な補給を。帰宅後は高タンパク+炭水化物の食事、就寝はいつもより30分早くを目安に。暑熱時は塩分・電解質も忘れずに。
受験・昇進・家族行事とシーズン計画の調整
年間試合数は家庭行事のカレンダーと併せて設計すると無理が出にくいです。重要な節目(受験・昇進)は早めにチームへ共有を。
ケガ・保険・メディカルの準備
スポーツ保険の加入状況、通院先の確認、応急処置の連絡体制を整理。軽症でも早めの対応がシーズン全体の試合数を守ります。
よくある質問(FAQ)
ダブルヘッダーは避けるべき?
高校〜大学は原則おすすめしません。実施する場合は1試合あたりの出場時間を制限し、ポジションの負荷差を考慮。翌日の完全オフ/軽回復をセットにしましょう。
雨天中止・酷暑時の判断はどうする?
大会規定と会場の安全基準に従います。酷暑はWBGT(暑さ指数)を目安に、キックオフ時間の変更や給水回数の追加を検討。
退部・転部時の公式戦出場資格の扱い
大会・リーグの規定に依存します。選手登録の締切・移籍期限・出場停止に関する条項を必ず事前確認を。
審判・運営当番は試合数に含む?
試合数には含みませんが、移動・拘束時間・疲労には含まれます。翌日の練習強度を調整する材料にしましょう。
練習試合が多すぎる/少なすぎる時の改善策
- 多すぎる:テーマを絞る、出場時間を分散、遠征距離を短縮。
- 少なすぎる:同地区と定期交流、平日ナイターの短時間ゲーム化、学内・社内での紅白戦の質向上。
データの算出方法と出典の考え方
リーグ戦の試合数の計算式(チーム数×総当たり回数)
基本式:試合数(1チーム)=(所属チーム数−1)×総当たり回数。例:10チームのダブルラウンドなら(10−1)×2=18試合。
トーナメントの最大試合数と平均値の差
最大値は「優勝までに必要な試合数」。平均値は「想定ラウンドの到達点」で見積もります。予選から全国まで含めると幅が大きくなるため、チームの実力帯で現実的なラウンドを設定しましょう。
地域差・年度差によるブレの取り扱い
大雨・猛暑・降雪、会場確保、方式変更で年度差が生じます。同一リーグでも毎年同じとは限りません。
チーム固有の方針・選手層による偏り
育成重視のチームはTRMが増加、勝負重視のチームは公式戦に向けて調整中心。A〜Cの運用で個人の年間出場時間に大きな差が出ます。
公開情報とヒアリングでの検証のすすめ
リーグ要項・大会要項(協会・連盟の公式サイト)を一次情報として確認し、昨年の自チームの記録(出場時間・移動・費用)と突き合わせると、精度の高い年間計画が作れます。
まとめ:年間試合数を「目的に合わせて」最適化する
今シーズンのKPI設定(出場時間・試合強度・学業/仕事の両立)
「年間〇試合」ではなく「1人あたり出場時間」「カテゴリーごとの強度配分」「学業・仕事の優先時期」をKPIに。数字が意思決定をシンプルにします。
公式戦と練習試合の最適ミックス
公式戦は結果の経験値、TRMは学習密度。役割を分けて設計し、TRMはテーマを限定&出場時間をコントロール。公式戦はピーク合わせで質を最大化。
翌年に繋がるスケジューリングのコツ
- 「試合+移動」を1パッケージで設計。
- 月末にレビュー(RPE・出場時間・怪我)で翌月を微修正。
- 長期休暇は合宿で一気に積み上げ、学期中は維持と微調整。
年間試合数の正解は1つではありません。所属・地域・優先順位に合わせて、無理なく、でも確実に伸びるカレンダーを一緒に作っていきましょう。
