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【最新版】実戦で差がつくドリブルフェイント15選と使い方

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ドリブルのフェイントは、サッカーという競技を一味も二味も変えてくれる個人技です。「どうやって違いを作ればいいの?」「試合で本当に通用するフェイントは?」と感じている高校生や社会人の方、ご自身のお子さんのスキルアップをサポートしたい保護者の方に向けて、本記事では実戦で差がつくドリブルフェイントの種類や選び方、使い方を徹底解説します。現役コーチからの最新アドバイスやリアルな現場の声と共に、今日から使えるスキルや練習のヒントも満載。
「魅せる」だけでなく「抜ける」ドリブルフェイントを身につけ、あなたのプレーに自信をプラスしましょう!

目次

ドリブルフェイントとは?現代サッカーにおける重要性

ドリブルフェイントの定義と役割

ドリブルフェイントとは、ボールを持った選手が相手ディフェンダーを欺くために使う“動き”や“テクニック”の総称です。簡単に言えば、「こっちに行くと思わせて、実は違う方向に行く」という、いわばサッカー版の“心の駆け引き”。ボールタッチだけでなく、視線、上半身、体重移動など全身を使うことが多く、「抜き去る」ことだけでなく「時間やスペースを作る」「数的優位を生み出す」といった大きな効果があります。

サッカー戦術と個人技:なぜフェイントが必要なのか

サッカー戦術は年々高度になっており、組織的な守備もますます強固になっています。その中で局面を打開するには、個人技による“違い”が必須。ドリブルフェイントは、自分一人で相手を外したり、狭いスペースを活かしたりできる数少ない武器の一つです。
チームの戦術が機能しないとき、苦しい局面で流れを変えたいとき―そんな「あと一歩」を生み出すのが、実はドリブルフェイントだったりします。

ドリブルフェイントの基本原則と選び方

初心者~上級者が意識するべきポイント

フェイントにはさまざまな種類がありますが、「相手をだまして優位性を生み出す」ことが大前提です。そのためには、自分のできるフェイントを選び、テンポとリズムを工夫することが大切です。
未経験や初心者なら、まずはシンプルな体の動きやボールタッチから始めましょう。上級者になると、複数のフェイントの組み合わせや瞬間的な“間”の使い分け、相手の重心を読む力なども重要になります。

成功率を上げるフェイントの見極め方

実戦でフェイントを成功させるための秘訣は、「状況に合ったフェイント」を選ぶことです。たとえば、相手が距離を取っていればシンプルな「シザーズ(またぎ)」でも十分抜けますが、距離が近い場合は「ヒールリフト」など瞬時にスペースを作る動きが有効です。
また、“その場で一度も使ったことがないフェイント”をいきなり試合で使うのはリスクが高いので、普段の練習で「自分のモノ」にしてから実戦投入しましょう。

【現役コーチ推薦】実戦で使えるドリブルフェイント15選

使いやすさ重視:誰でも習得しやすいフェイント5選

  1. シザーズ(またぎ)
    片足でボールをまたぐ基本中の基本。スピードがなくても有効で、初心者にも最適。
  2. カットイン/カットアウト
    進む方向を急に変えるシンプルなフェイント。相手の重心を観察して逆方向へ。
  3. ダブルタッチ
    インサイド→アウトサイドで素早くボールを横にずらす。テクニックよりリズムが大事。
  4. ストップアンドゴー
    一度止まる動きを見せてから一気に加速。相手の“外す”だけでなく、プレースピードをコントロールできる。
  5. ボディフェイント
    ボールに触れずに体だけで動きを見せる。タイミング次第でどのレベルでも有効。

相手の逆を突く:反応を利用した応用フェイント5選

  1. クライフターン
    パスやシュートの動きから急に切り返す。スペースが少ない場面でも重宝される。
  2. ロール(足裏ロール)
    足裏で横に転がすことで、間合いの微調整や相手をいなす動きができる。
  3. ステップオーバー&プルバック
    またぎ動作の後、ボールを自分の方へ引く応用型。読み合いの中で特に有効。
  4. キックフェイント
    シュートやロングキックをするふりからドリブルへ。ゴール前やパス意識の場面で特に有効。
  5. ヒールリフト
    密集や近距離の相手を越すときに役立つ。慣れが必要だが、ギャップを生みやすい。

一瞬で違いを生む:上級者向けフェイント5選

  1. エラシコ(アウトインターン)
    片方の足でアウト→インとボールを動かし、急激に方向転換。ステージが上がるごとに有効性も高まる。
  2. ラボーナフェイント
    クロスのように見せてボールを隠す。意外性が勝負どころで生きる。
  3. マルセイユルーレット(ジダンターン)
    身体全体で一回転しながら相手をかわす。密集突破に強いが、バランス力がカギ。
  4. ダブルシザーズ
    シザーズを連続で繰り返す。タイミングをずらして使えば正確な逆を突きやすい。
  5. インアウトステップオーバー
    インサイドでボールを内に動かし、すぐまたぎへ。緩急の変化で相手を惑わす。

シーン別フェイントの選び方と使い方・練習方法

サイド、中央、ゴール前…シーン別フェイント事例

フェイントは同じ種類でも、使うエリアや状況によってその効果が変わります。たとえば、サイドラインでは「シザーズ」や「カットイン」が使いやすく、ゴール前では「キックフェイント」や「クライフターン」が有効です。また、中央の密集地帯では「ロール」や「マルセイユルーレット」などコンパクトに使える技が重宝されます。

状況ごとのポイントを知っていると、“とっさの判断”でもツボを押さえたフェイントが使えます。

  • サイド: スピード感とスペース活用が命。抜く&クロスの両方を狙う。
  • 中央: 狭いので精度・タイミング重視。触感や反射的なテク、美しい切り返しが光る。
  • ゴール前: シュートの意識を見せて相手を迷わせる。「キックフェイント」「ラボーナフェイント」等。

よくある失敗例とその改善策

  • フェイントの「型」ばかりに意識がいって、 自分の間 を使えていない
    → 基本動作を磨きつつ、“相手を観察する”クセも養いましょう。
  • フェイント後の「次の動き」が遅れてボールを失う
    → ボールを置く位置や体の向き、逆足の使い方を繰り返し確認。
  • 練習と本番で動きが違いすぎる
    → ミニゲームや限定エリアなど、実戦に近い状況や“プレッシャー下”でトレーニング。

失敗から学び、コツコツと改善すれば、きっと自分の武器にできます。

高校生・大人が身に付けたいドリブルの考え方とメンタル面

判断力とフェイント:状況判断の大切さ

ドリブルフェイントは“自分の得意技”を持つことも大切ですが、実際には「いつどこで使うか」の判断力が欠かせません。相手のポジションや人数、味方の動き、試合展開によってベストな選択肢は常に変化します。
自分のプレースタイルや役割も踏まえて、「今は安全にパスを選ぶ」「ここぞで勝負」など使い分けられると、サッカーがより楽しく、プレーの幅も広がります。

緊張やプレッシャーへの対応法

大事な試合や注目度の高まる場面になるほど、手が震えたり頭が真っ白になる選手も珍しくありません。そんな時こそ、「普段から繰り返し練習してきた動き」に自信を持って臨むことが大切です。
試合前に“自分の武器”をイメージしてみたり、深呼吸するだけでも心の余裕が生まれます。
普段のミスや失敗も財産。「失敗してもいい」と思えることが、逆に上達の近道になることも多いです。

効果的な練習メニューと上達のコツ

個人練習で効果的な方法

  • 鏡や動画で自分の動きを確認
  • 小さなコーンやマーカーを使い「左右交互」でフェイント
  • 1つのフェイントに3分、次のフェイント…と集中練習
  • 速度を徐々に上げて、最終的には「スピード+正確さ+リカバリー」まで意識

コツは、“数の多さより質”。たった数分の集中でも「今日はひとつだけ完璧にする!」と決めて続けることが重要です。

チーム練習に取り入れるコツ

  • 1対1、2対2などミニゲーム形式で実戦的なフェイントにトライ
  • 「抜く」ことだけでなく、「相手を引きつけて味方にチャンスを作る」目的も交ぜる
  • 週に一度「フェイントデー」として全員での競争やチャレンジタイムを設ける

チーム内でも“遊び心”やチャレンジする空気を大切にすることで、成功体験が増え、上達スピードもUPします。

フェイントを更に生かすための視野・体の使い方

足技だけじゃない!視線・上半身フェイクの重要性

フェイントというとつい“足元”の技術に目がいきがちですが、実は視線や上半身の動きが相手を信じ込ませる決定的なポイントとなります。
パスを出すふりをして体をひねる、顔の向きで相手を誘う、肩で相手をフェイクする…これらはトップレベルの選手ほど自然に使いこなします。
まずは「視線・肩・胸」など上半身の使い方も意識してみてください。

試合で差がつく体重移動と間合い

フェイントが生きるかどうかは、最終的には“間合い”と“体重移動”にかかっています。
うまく間合いを取れれば、シンプルなステップだけで相手を外せます。逆に、体重移動がバレバレだと、どんな高度なフェイントも効果半減。
練習では「自分のスピードをあえて緩めてみる」「タイミングをずらす」ことで、独特の間の取り方や体の切り返しを磨いておきましょう。

現場の声:高校・社会人・指導者のリアルなアドバイス

高校生・社会人プレーヤーの声

「一番大事だったのは、“自信を持って仕掛ける”こと。練習では何度も失敗したけど、その分試合で成功したときの喜びは格別。成功の秘訣は、怖がらずトライすることです」(高校生)

「チームメイト同士で“誰が一番きれいに抜けるか”を競い合ったことで、ゲーム感覚でフェイントが自然に身に付いたと思う。ミスしても仲間が励ましてくれるから、続けられた」(社会人プレーヤー)

指導者・保護者の視点から見たフェイント習得のポイント

「子供がいきなり難しいフェイントに挑戦しても、まずは“楽しくやり続けること”を大事にサポートしてください。できたことを素直に褒め、プレッシャーを与えすぎないのもコツです」(指導者)

「家の中や庭でも簡単なステップ・ボディフェイントなら安全に練習できるので、親子で一緒に楽しむ時間にしてほしいですね」

まとめ:自分だけのドリブルフェイントを磨こう

自分に合ったフェイントの見つけ方

フェイントの種類や型にとらわれすぎず、“自分が得意で、プレーに自信の持てるワザ”を磨くことが、上達の近道です。体格・スピード・利き足など個々の特性によって、しっくりくるフェイントも必ず違います。
色々試して「これが一番やりやすい」と思える技があれば、それを追求して大丈夫。他の選手の真似ではなく、あなた自身“だけ”の必殺技を作り上げてみてください!

日常練習で意識したいこと

  • “なぜこのフェイントか?”と考える習慣をつける
  • 失敗を恐れず、とにかく続けてみる
  • 味方や指導者に見てもらい、フィードバックをもらう
  • 単なる「ボール扱い」にならないよう、相手との駆け引きを意識する

サッカーの楽しさは、実はこうした個人のチャレンジや成長にこそあります。ぜひ、ドリブルフェイントという“誰でも身につけられる武器”を本気で磨いて、一歩先へ踏み出しましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。本記事があなたのドリブルフェイント習得や、サッカーをもっと楽しむヒントになりますように。あなたならきっと、新しい自分だけの一歩を踏み出せます!

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