ウルグアイ代表は、守備は堅実に、攻撃は一気呵成に。そんな“強度と直線性”を、可変フォーメーションで理にかなって実現しています。守備時は4-4-2または4-3-3で整え、攻撃に移れば3-2-5や2-3-5へと素早く形を変える。この「守備の秩序」と「攻撃の厚み」の両立こそが、最近のウルグアイ代表の大きな特徴です。この記事では、その全体像から各局面の立ち位置、プレッシングの合図(トリガー)、選手の適性ロール、相手別アジャスト、トレーニングへの落とし込みまでを一気通貫で解説します。可変は“奇抜な発明”ではなく、原則に支えられた役割の入れ替え。読み終える頃には、ウルグアイの狙いが具体的なイメージでつながるはずです。
目次
- 結論と全体像:ウルグアイ代表の最新フォーメーションは守備4-4-2/4-3-3、攻撃3-2-5/2-3-5への可変
- 戦術コンセプト:守備から攻撃まで一貫する原則
- 基本フォーメーションと可変マップ
- ビルドアップ段階別の立ち位置と前進ルート
- プレッシングの設計図:トリガーと回収ポイント
- トランジション:奪った瞬間と失った瞬間の約束事
- 攻撃の詳細:幅・深さ・速度を両立させる可変
- 守備ブロックの詳細:4-4-2と4-3-3の切替基準
- セットプレー攻守:強みを伸ばす定形
- 主な選手の役割例と適性ロール(例示)
- 相手別アジャスト:3バック・4-2-3-1・ローブロックへの解法
- 直近の試合傾向から読み解く“再現性”
- データ視点:指標で見るフォーメーションの意図
- 交代とローテーション:90分を設計する選手起用
- トレーニングへの落とし込み:可変を機能させる練習ドリル
- よくある誤解と対処法
- 用語ミニ辞典
- まとめ:可変布陣で“強度と構造”を同居させる
- おわりに
結論と全体像:ウルグアイ代表の最新フォーメーションは守備4-4-2/4-3-3、攻撃3-2-5/2-3-5への可変
この記事の狙いと読み方
ウルグアイ代表のフォーメーションを、配置図の暗記ではなく「原則→役割→合図」の順で理解していきます。まずは結論としての全体像、その後に守備・ビルドアップ・トランジション・セットプレー・相手別対応・データ視点・練習ドリルへと掘り下げ。自チームへの応用がしやすいよう、用語も最小限に整理します。
一文要約:縦への推進力と人への強度を可変で最大化
守備時は人につく強度とゾーンの整列を両立、攻撃時は5レーン(幅と高さ)を同時に確保して縦に速く。可変は、サイドバック(SB)とインサイドハーフ(IH)の立ち位置変化を軸に、3-2-5や2-3-5を作り出します。
可変の軸:サイドバックとインサイドハーフの立ち位置変化
左右のSBのどちらかが内側に絞って中盤へ参加し、もう一方は外で幅取り。IHは前後に出入りして、後列の3枚や中盤の三角形を作ります。この組み合わせが、試合中に3-2-5⇄2-3-5を自在に行き来させます。
戦術的アイデンティティ:ハイプレス・即時奪回・縦直線的アタック
ボールを失った瞬間の圧縮(即時奪回)、相手の前進を外側へ誘導するハイプレス、奪ったら背後へ速く――この三本柱が、フォーメーション可変と結びついて再現性を生みます。
戦術コンセプト:守備から攻撃まで一貫する原則
人基準プレスとカバーシャドーの使い分け
「人を捕まえる」だけでなく、相手の受け手を背中で消す(カバーシャドー)配慮があるため、無謀な食いつきになりません。CFはアンカーを影で消し、ウイングはSBへのパスを外切りで制御。背後の中盤は縦ズレで準備します。
5レーン占有とハーフスペース優先の原則
攻撃時はサイドライン際と中央の5本のレーンを同時に埋める意識。特にハーフスペースにIHやCFが顔を出し、味方の縦パスに対する前向きの受けやすさ、二列目の抜け出しやすさを高めます。
3人目の動きと縦ズレで前進するパターン
「出し手→受け手→裏抜け」の三人目が基本。縦に一個ずつズラし、相手の中盤の食いつきを引き出して背後で前進します。IHが引き出し、SBが内側で支え、ウイングやCFが奥を突く形が多いです。
攻守5秒ルール:即時奪回と背後警戒のバランス
失った直後の5秒はボール周辺で圧縮。ただし背後の一発を最終ラインとGKでケア。チャレンジ&カバーの一歩目が成功率を左右します。
基本フォーメーションと可変マップ
4-3-3の土台:IHの前後可動とSBの役割分担
ビルドアップの初期形は4-3-3。IHは片方が前へ、もう片方はアンカー脇でバランス。SBは片側が内側化(中盤化)し、逆サイドは幅を担当して奥行きを作ります。
4-4-2ブロック:ウィングの背中管理とCFのスイッチトリガー
非保持では4-4-2へ素早く移行。ウイングは相手SBの背中(内外)を管理し、CFの一人が相手CBへのプレススイッチを握ります。もう一人はアンカー影で遮断。
攻撃時3-2-5:SB内側化かCB片上がりかの選択
3バック化は「SB内側化」か「CB片上がり」。前者は中盤で数的優位、後者はサイドの推進力確保に向きます。相手のプレス強度で使い分けるのが標準です。
2-3-5化:アンカー+両IHが後列3枚を形成するパターン
アンカー中央にIHが左右で下り、2CBの前に3枚のラインを作成。前線はウイング+CF+IH(片側が押し上げ)で5レーンを埋め、厚みと二次波を両立します。
3-4-3/3-3-1-3への準備形:相手3バック対応のスライド
相手が3バックなら、こちらもウイングの内側化やIHの最前線化で3トップの並びを擬似的に作り、CB間への圧力とアンカー封鎖を両立します。
ビルドアップ段階別の立ち位置と前進ルート
自陣1相:CB+GKの数的優位を作る2+1/3+1
相手1トップには2CB+GKで3対1、相手2トップにはSB内側化で3+1を作るのが基本。CFへの縦直通とIH経由の斜め差し込みを使い分けます。
自陣2相:逆三角の中盤でレーンチェンジ準備
アンカーを底にIHが左右で受ける逆三角。相手の食いつきに合わせてサイドチェンジの準備を整え、ウイングの背後走を同時起動します。
ミドル3相:IHの背後取りと斜め差し込み
IHが相手ボランチの背中に立ち、CBや内側SBからの斜め差し込みを引き出します。受け手はワンタッチで落とし、三人目が前向きに運ぶのが狙い。
最終局面:5レーンの同時占有と二次波
同時に5レーンを埋め、ファーストアタックで仕留め切れなくても、こぼれ球(セカンド)に二列目が到達。継続的な波状攻撃で押し込みます。
圧力回避:サイドでの3人組連携(三角形・菱形)
サイドで三角形や菱形を作り、内外・足元/裏の二択を継続。相手が寄れば逆サイドへ早い展開、寄らなければ縦突破で仕留めます。
プレッシングの設計図:トリガーと回収ポイント
キック方向の制御:外切り/内切りの使い分け
内側へ誘う内切り、タッチラインへ追い込む外切りを相手の得意/不得意で選択。外へ追い出したらサイド罠、内へ誘えば中盤の刈り取り役へ。
トリガー例:バックパス・浮き球・背向きコントロール
後ろ向きのバックパス、浮き球の処理、体の向きが背中のコントロールで一斉に圧力。最短距離で一歩目を合わせ、数で囲い込みます。
サイド罠:タッチラインを味方にする囲い込み
ウイングが外切りで追い込み、SBとIHが内外を蓋。CFが戻りながら縦パスを遮断し、奪った瞬間に前へ運びます。
回収後の一手:即縦・サイドチェンジ・保持の選択基準
前線が数的優位なら即縦。相手が寄っていれば逆サイドへ展開。形が整っていなければいったん保持。判断は「相手の枚数」と「味方の体の向き」で決めます。
トランジション:奪った瞬間と失った瞬間の約束事
攻撃転換:第一選択は背後、第二選択は逆サイド
ウイングやCFが背後へ直線的に走り出し、最短距離でPAへ。通らなければ、逆サイドへ速く回して相手の戻りを遅らせます。
守備転換:ボール周辺3人の即時圧縮と縦スプリント
失った瞬間は最寄りの3人がボールへ圧縮。背後はCBとアンカーが縦スプリントでカバーに入ります。役割を固定せず「近い人がやる」が鉄則。
ファウルマネジメント:戦術的ファウルの是非とライン調整
数的不利のカウンター時は、相手陣のうちに軽い接触で遅らせる判断も。カードや位置、試合時間と相談しながらリスク管理します。
セーフティライン:CBの一歩目とGKのスイーパー化
最終ラインは上げ下げの合図を明確に。GKはスイーパーとして背後のロングに素早く反応し、奧行きの恐怖を最小化します。
攻撃の詳細:幅・深さ・速度を両立させる可変
ウイングの幅取りとSBのインナー/アウター選択
ウイングが外で幅を取り、SBは内側で数的優位を作るか、外でオーバーラップ。相手のSBが内に絞れば外、外に出れば内へ差しこむのが基本です。
CFの役割二分:背後抜けとポスト落としの配分
CFは裏へ抜ける脅威と、足元でのポスト落としを半々で使い分け。相手CBがラインを上げれば裏へ、下がればポストでIHを前向きにします。
IHの縦刺しとボックス到達回数の管理
IHは受けて終わりではなく、フィニッシュエリアへ到達して“二列目の点”を狙います。走りすぎて空洞化しないよう、二人で交互に管理。
クロスの質:ニア/ファー/カットバックの使い分け
ニアは速いボールで先触り、ファーは浮かせて競り勝ち、カットバックはミドルレンジのフィニッシュへ。CFと逆サイドWGの入り方で確率が変わります。
ショートカウンター専用の型:2手でPA侵入
奪った人→縦へ即刺し→落としでPA突入の2手。受け手の体の向きを先に作っておく準備(背後確認・半身)が重要です。
守備ブロックの詳細:4-4-2と4-3-3の切替基準
中盤の縦ズレとサイド圧縮の優先順位
中央を閉じるときはIHが縦ズレで前へ、サイドで奪うときはウイングとSBの距離を詰めて圧縮。相手の起点に応じて優先順位を即時に切り替えます。
アンカー周辺の保護と最終ラインの間合い
アンカー脇は失点の入り口。IHの斜め戻りとCBの前進で保護し、ラインは安易に下げ過ぎない。背後はGKと連携して一歩目を早く。
ボールサイド過多と逆サイド管理のトレードオフ
ボール側へ寄せて奪い切るのが基本。ただし逆サイドのウイングは中央よりのポジションで、サイドチェンジへの最短距離を確保します。
ラインコントロール:オフサイドと深追いの境界線
オフサイド狙いは全員の合図が一致してこそ。個々の深追いは禁物で、奪えないなら触ってコースを限定するのが優先です。
セットプレー攻守:強みを伸ばす定形
CK攻撃:ニア潰し+二列目到達の二段構え
屈強な選手がニアで競り、後方から二列目が流れ球を叩く定形。ショートコーナーで角度を変えるバリエーションも混ぜます。
FK攻撃:間接の混雑回避とセカンドボール回収
密集させすぎず、走り込むレーンを作るのがコツ。弾かれても外で拾う配置(アンカー/IH)を忘れず、二次波のミドルも狙います。
CK/FK守備:マンツー主体+ゾーンのハイブリッド
空中戦に強いマンマーカーで主導権、ニア・中央・ファーはゾーンで弾くハイブリッド。GK前は体を入れて視界を確保します。
スローイン:自陣は即解放、敵陣は三角形で前進
自陣は一度戻して脱出、敵陣は近距離三角形で前進してからクロスかスイッチ。ロングスローは相手の枚数と高さで判断します。
主な選手の役割例と適性ロール(例示)
CF:ダルウィン・ヌニェス型の背後脅威とプレス先導
ハイライン相手に裏抜けで最短距離。プレスでは最初の矢としてCBへ圧力をかけ、バックパスで全体を押し上げます。
IH/8:フェデリコ・バルベルデ型の前後運動と長距離推進
守備での戻りと攻撃での押し上げを両立。ミドルレンジのシュートも脅威で、二列目の到達回数をチームの推進力に変えます。
6番:マヌエル・ウガルテ型の回収・遮断・配球のバランス
中盤の守備の要。インターセプトとタックルで回収し、前向きの味方へ最短の出口を提供します。
創造的IH/10:ニコラス・デ・ラ・クルス型の前進パスと二列目侵入
狭い局面で前進のパスコースを見つけ、PA内外へ遅れて侵入。セットプレーの配球でも存在感を発揮します。
CB:ロナウド・アラウホ/ホセ・ヒメネス型の空中戦と広域カバー
空中戦の強さとサイドへ広く出ていくスプリント能力。ラインコントロールの合図役としても重要です。
RW:ファクンド・ペリストリ型の幅・縦突破・逆サイド誘導
外で幅を取り、縦に速く。内側への運びで相手を引きつけ、逆サイドのフリーを作る役割も担います。
相手別アジャスト:3バック・4-2-3-1・ローブロックへの解法
対3バック:ウイングの内外使い分けとIHの背後走
相手WBの背中をウイングで管理。IHがCBとボランチの間へ背後走を繰り返し、3バックの脇や最終ライン背後を突きます。
対4-2-3-1:アンカー封鎖とSB背後の二重攻撃
プレス時は相手アンカーを影で消し、ビルドアップ時はSB背後へウイングとIHで二重に走る。相手のサイドハーフを迷わせます。
対ローブロック:ファイブレーン維持とPA外の速い循環
中央突破に固執せず、5レーンを維持したままPA外でテンポよく回し、ズレが出た瞬間に内側へ差し込みます。
対ハイライン:直線的裏抜けと二列目の遅れて侵入
CFとウイングの同時裏抜けでラインを下げさせ、遅れてIHがPA手前でフリーを得ます。縦一本とセカンドの両狙いです。
直近の試合傾向から読み解く“再現性”
ハイプレスの持続時間と強度の配分
開始直後と交代直後に圧力を最大化。中盤は保持を挟み、強度を波で管理する傾向があります。
ポゼッションと速攻の切替点の判断
前向きに受けられたら速攻、背向きなら保持でやり直し。ボール保持は“目的化”せず、前進のための手段です。
後半の交代で狙う5分間の圧力ピーク
走力のあるアタッカー投入で5分間の圧を作り、回収からの一撃を狙います。セットプレーのキッカー変更で質も上げます。
試合展開別(先制/ビハインド/同点)のフォーメーション調整
先制時は2-3-5で保持の安定を優先、ビハインド時は3-2-5で前線の枚数を増やす。同点時は相手別の弱点に応じて選択します。
データ視点:指標で見るフォーメーションの意図
PPDA/ハイターンオーバーで測るプレス効率
PPDA(相手のパス1回あたり守備アクションの少なさ)と高位置でのボール奪取回数で、プレスの“質と持続”を客観化できます。
進入回数(ファイナルサード/PA侵入)とショット質
攻撃の狙いはPA侵入の回数とショットの質(枠内率、xG)に直結。5レーンの同時占有が数字に反映されやすいポイントです。
セットプレー得点率と被セットプレー抑制
ニア潰しやハイブリッド守備の効果は、得点率と被失点率に現れます。試合ごとの差も大きいので移動平均で追うのがコツ。
パスネットワークで可変の実態を可視化する方法
SBの内側化がある試合は、アンカー周辺のノードが濃くなります。IHの前後可動はレーン間の太い矢印として現れます。
交代とローテーション:90分を設計する選手起用
前線の走力リフレッシュとプレス維持
ウイングとCFの交代でプレスの初速を回復。縦の走力を絶やさず、相手CBに常時プレッシャーを与えます。
中盤のプロファイル変更で主導権を取り返す
奪回型→配球型、またはその逆へ切り替え、試合の温度を操作。相手の強みを外す狙いがあります。
SB/CBの交代で守→攻 or 攻→守のスイッチ
SBを攻撃的に替えて3-2-5に厚み、リード時は守備対応力の高いCBを入れてラインを締めるなど、交代でゲームの文脈を変えます。
終盤のゲームマネジメント(時間・ファウル・リスク)
敵陣でのファウル誘発、CK獲得の選択、背後ケアの優先など、終盤は「何を捨てて何を守るか」を全員で共有します。
トレーニングへの落とし込み:可変を機能させる練習ドリル
5レーン意識を育てるポジショナル・ロンド
縦5レーンと横3ゾーンを引いたミニゲームで、同時占有と三人目の動きを習慣化。受け手は半身、出し手は次を想定します。
即時奪回3秒ドリルと背後警戒の同時習得
奪われた瞬間に3秒間は全員前向き圧縮。ただし裏抜けを想定し、最後列とGKのカバーの一歩目も同時に練習。
サイド罠→カウンターの連続ゲーム形式
外切りで追い込む→2対1で囲う→奪ったら2手でPA侵入。この一連を途切れずに回し、判断速度を上げます。
セットプレー“二次波”を作るリハーサル
CK後のセカンド回収から再クロス/ミドルまでを定形化。配置の戻し方も同時に確認してカウンター対策をします。
よくある誤解と対処法
可変=奇抜な動きではない:原則の上に立つ役割交代
可変はポジション放棄ではありません。誰が外・誰が内・誰が奥へ、という優先順位を守ったうえでの入れ替えです。
ポゼッションとダイレクトは二項対立ではない
保持は前進のための準備、速攻は数的優位を逃さないための手段。状況に応じて最適解を選ぶだけです。
人基準プレスのリスク管理:背後とスイッチの抑え方
食いつくほど背後は空きます。必ずカバーと合図をセットにし、内側のスイッチパスはカバーシャドーで遮断します。
フィジカル頼みにならないための位置取りの優先
速く走るより、先に立つ。半身で受け、縦と横の角度を先回りして作ることで、走力任せの勝負を減らせます。
用語ミニ辞典
5レーン/ハーフスペース
ピッチを縦に5等分した考え方。中央の両脇がハーフスペースで、前向きに受けやすく、裏抜けにも直結します。
人基準プレス/ゾーン基準
人基準は相手に合わせてつく守備、ゾーン基準はエリアを守る考え。ウルグアイは使い分けで強度と秩序を両立します。
即時奪回(カウンタープレス)
奪われた瞬間に周囲で圧縮して取り返す守備。背後の一発ケアとセットで機能します。
2-3-5/3-2-5の並びと役割
後列2/3枚+中盤2/3枚+前線5枚の配置。幅と奥行きを最大化しながら、二次波の回収も両立します。
まとめ:可変布陣で“強度と構造”を同居させる
勝つための最小原則と再現性の核
守備は4-4-2/4-3-3で秩序を保ち、攻撃は3-2-5/2-3-5で厚みと深さを確保。合図(トリガー)と走り出しの方向性を全員で共有することが再現性の核です。
試合別アジャストの優先順位
相手のビルド形と最終ラインの高さを観察し、「誘導方向」「SBの内外」「IHの高さ」を優先的に調整。シンプルな変更で効果を最大化します。
次の観戦・練習で注目すべきチェックポイント
- SBが内側に入る瞬間と、逆サイドWGのポジション
- 奪った直後の2手でPAに向かえているか
- 5レーンの同時占有と二列目の到達回数
- プレッシングのトリガーに全員が同期できているか
おわりに
ウルグアイ代表の可変は、奇をてらわず「強度×構造」を両立するための賢い仕組みです。SBとIHの立ち位置を軸に、守から攻、攻から守へと一気にギアをつなげる。観戦では配置の移り変わりとトリガーの瞬間に注目、トレーニングでは5レーンと三人目の動きを習慣化してみてください。フォーメーションは“静止画”ではなく“連続する動き”。その連続性を理解できれば、プレーの選択が一段クリアになります。
