アルジェリア代表のフォーメーションは、ここ数年で「主導権を握りながらも即時に切り替えられる」方向へ進化してきました。4-3-3と4-2-3-1を軸にしつつ、試合中は2-3-5や3-2-5へ可変、終盤には3バック/5バックでスコア管理まで視野に入れる。そんな“いま”の主流と役割を、観戦・指導・選手育成の現場でそのまま使える言葉で、ていねいに解きほぐします。
目次
- はじめに:なぜアルジェリア代表のフォーメーションが“今”重要なのか
- 最新の主流フォーメーション総覧:4-3-3と4-2-3-1、状況対応の3バック化
- 監督体制の変遷と戦術的影響
- 基本システム1:4-3-3の狙いと役割を徹底解剖
- 基本システム2:4-2-3-1の狙いと役割を徹底解剖
- オプション:3バック/5バック(3-4-2-1, 3-5-2)の投入局面
- フェーズ別の戦術原則
- キープレーヤーの役割整理(客観情報に基づくポジション像)
- 相手別のゲームプランと可変ロジック
- “可変”を支える個人戦術:判断と技術の要点
- データで見る傾向(参考観点)
- よくある誤解と事実の整理
- 育成年代・アマチュアへの落とし込み
- 最新動向の追い方:信頼できる情報源とチェック頻度
- まとめ:アルジェリア代表のフォーメーション要点チェックリスト
- 用語集(簡易)
- あとがき
はじめに:なぜアルジェリア代表のフォーメーションが“今”重要なのか
最新トレンドを把握するメリット(観戦・指導・選手育成)
最新の主流を知ることは、試合をより深く楽しむ近道です。どの場面で陣形がどう変わるのか、誰がどのレーンを使うのかが分かると、プレーの意図や監督の狙いが見えてきます。指導・選手育成では、役割(アンカー、インサイドハーフ、ウイングなど)の解像度が上がることで、トレーニングの「何を」「どこまで」やるかがクリアになります。
アフリカネイションズカップやW杯予選における戦術的要求の変化
アフリカの代表戦は強度と切り替えの速さが特徴です。近年は守備強度がさらに上がり、前進のための「位置的優位」をどう作るか、ロングボールとセカンド回収をどう両立するかが鍵に。アルジェリアも例外ではなく、4-3-3/4-2-3-1をベースに、可変による“数の作り直し”と、局面での個の打開の両立が重視されています。
この記事の読み方と前提(客観情報と主観的考察の線引き)
この記事は、過去の試合で見られた配置・役割に基づく客観情報を土台に、実戦での使い方や改善提案を主観的に補います。選手の招集や指揮体制は時期で変わるため、最新のスタメンや負傷情報は公式発表や直近の試合を必ずご確認ください。
最新の主流フォーメーション総覧:4-3-3と4-2-3-1、状況対応の3バック化
基本形:4-3-3の長所と短所
長所は、幅と深さを両立しやすいこと。ウイングが広がることでCBからの縦パスコースが開き、インサイドハーフがハーフスペースで起点になれます。守備では4-1-4-1に収まり、中央を締めやすいのもメリット。短所は、アンカーの広大な守備範囲と、SBの高さが噛み合わない時に背後スペースが露出しやすい点です。
オプション:4-2-3-1の採用意図
中盤の安定を最優先にしたい時、4-2-3-1が有効です。ダブルボランチで中央の通行止めを作り、トップ下が中間ポジションで受けて前進を助けます。守備の初期配置がはっきりし、強豪相手にライン間を使われにくいのが利点。可変時は10番が一列落ちて3人目の中盤を作ったり、逆に2列目が押し上がって前線4枚化したりと柔軟です。
可変の文法:試合中に3-2-5/2-3-5へ移行する仕組み
ビルドアップ時、SBの一枚が内側化してCBの脇に入り3-2-5(またはアンカーが最終ライン間に沈んで3-2-5)、逆サイドSBが高く出て幅を取り、ウイングは内側に絞ってボックス侵入を狙います。もしくはSB両名が低く残り、アンカー+IHで2-3-5化。相手のプレス形に合わせて、最終ラインの枚数と中盤の人数を“足し引き”する考え方が軸です。
相手やスコア状況での使い分けの全体像
強度の高い相手やアウェイでは4-2-3-1で中央を固め、同格〜格下には4-3-3で幅と再奪取からの波状攻撃。ビハインドなら前線の枚数を増やしてサイドで優位を作り、リード時は3/5バック化でボックス保護とカウンター発火点の明確化を図ります。
監督体制の変遷と戦術的影響
ベルマディ期に見られた基盤(4-3-3/4-2-3-1のハイブリッド)
4-3-3を基礎に、相手や試合展開で4-2-3-1化するハイブリッドが特徴でした。右サイドの創造性、左の推進力、CFの空中・裏抜けの二面性を組み合わせ、守備は4-1-4-1~4-5-1の可変でブロック形成。サイドで数的優位を作る仕掛けが多く見られました。
近年の指揮体制で強調されがちなポイント(強度・可変・主導権)
近年は、過密日程や対戦国の組織化に伴い、可変のスピードと強度の維持がより重要に。主導権を握る時間帯と、守備を優先する時間帯の切り替え基準(プレスのトリガー、ライン設定、ボールロスト即時の囲い込み)を明文化する傾向が強まっています。
体制変更が与える選手起用とフォーメーション選択への影響
選手の特性に合わせて、右サイドに創造性、左に推進力、中央に安定と展開力を配置する原則は継続しやすい一方、ダブルボランチかアンカーかでメンバーが変わります。起用の連動(たとえば内化できるSB×内側で受けられるIHの組み合わせ)が、実戦での可変の成否を左右します。
基本システム1:4-3-3の狙いと役割を徹底解剖
GKの役割:ビルドアップの起点化とスイーパー機能
GKは足元でのつなぎと、背後ケアのスイーパー役を両立。相手の1stラインを引き出すため、握って相手を待つ時間の使い方や、縦パスを刺すリスク管理がポイントです。
CB/サイドバック:縦パス供給と外レーン制圧、内側化の可否
CBは縦に刺すパスと、逆サイドSBへ展開できるレンジ。SBは高い位置で幅を取るか、内側に絞って中盤化(インナーラップ)するかの判断が鍵。相手の2トップにはCB+アンカーの三角形で前進ルートを確保します。
中盤3枚:アンカー+インテリオールのタスク分担
アンカーは前後左右のバランスと、相手10番の消し。インサイドハーフは縦関与(背後走)と即時サポートを両立し、受ける/出る/走るをテンポよく切り替えます。
前線:右WGの創造性、左WGの推進力、CFの起点化と裏抜け
右WGはカットインとラストパス、左WGはドリブルで押し上げとクロス。CFはポストで周囲を動かしつつ、CBの背中を取る裏抜けを常に示し、最終ラインを下げさせます。
攻撃時可変:2-3-5/3-2-5への移行パターン
内化SBで3-2-5、アンカー降下で3-2-5、両SB低めで2-3-5など、相手のプレス形(1トップ/2トップ)に合わせて最終ラインを調整。前線は5レーンを占有し、ハーフスペースにIHやWGが交互に立つことで、斜めの崩しを作ります。
守備ブロック:4-1-4-1/4-5-1の整理とプレス誘導
外切りのプレスで相手をサイドへ誘導し、タッチラインを“もう一本のDF”に。アンカー前のスペースはIHの縦ズレで塞ぎ、SBは背後の管理を最優先。WGは相手SBの内側に立ち、縦パスを遮断します。
基本システム2:4-2-3-1の狙いと役割を徹底解剖
ダブルボランチの守備安定と前進の両立
二枚で中央の防波堤を作り、片方が前進すれば片方がバランスを取る。相手のインサイドへの縦パスを阻止しつつ、奪った瞬間は縦に速く運べます。
トップ下(10番)の配置効果:間受け・連結・セカンド奪取
10番はライン間で顔を出し、CFとWGをつなぐリンク役。相手CB/DMを引き付けて、味方の外走やニアゾーン侵入の時間をつくります。ミドルレンジのシュート脅威で相手の最終ラインを押し下げることも重要。
サイドの役割:片側固定×片側流動のバランス設計
片側は幅を固定して「味方のためにピン止め」、反対側はWGとSBが内外を入れ替えながら流動。崩しを偏らせず、逆サイドの一撃も常に準備します。
守備時の4-4-2/4-4-1-1化と縦ズレ管理
10番がCF横へ並ぶ4-4-2、あるいは一列下がる4-4-1-1でブロック化。縦ズレの役割(誰が出て、誰が埋めるか)を固定しておくと、奪い所での共通認識が高まります。
オプション:3バック/5バック(3-4-2-1, 3-5-2)の投入局面
終盤のリード時における幅管理とボックス保護
WBが幅を管理し、3CB+DH(守備的MF)がボックス前を分厚く。サイドでの二者対応が増え、クロス対応の枚数も確保できます。
ウイングバックの上下動とハーフスペース封鎖
WBは相手SBとWGの間に立ち、内外のパスを遅らせます。内側のシャドー(2の位置)が斜め後方を閉じ、縦ズレの連動で中央侵入を防ぎます。
3CBの役割分担:対人・カバー・前進の優先順位
ストッパーは対人、中央はカバーと前進の判断役。前進時は外ストッパーが持ち出し、WBやシャドーと三角関係で押し上げます。
セットプレー強度の最大化
高さと枚数がそろうと、攻守のセットプレーが安定します。キッカーの質と合わせ、ニア/ファー/こぼれの役割を明確にしておくと再現性が高まります。
フェーズ別の戦術原則
ビルドアップ:GKCBCB+SB/DMの立ち位置とプレス回避
相手1トップには2CB+DMで数的優位、2トップにはSBの一枚を内化して3枚化。GKは引き付けてからの縦打ち/逆サイド展開で1stラインを越えます。
前進と崩し:ハーフスペース活用、カットインとオーバーラップの同時実行
WGのカットインにIHまたはSBの外走を必ず同時実行。ハーフスペースに立つ選手が“受ける/流す/運ぶ”の三択を同時に提示すると、相手は守り切れません。
トランジション:ネガトラの即時奪回と背後管理
失った瞬間の5秒で囲むのか、背後を優先して下がるのかを統一。アンカーと逆サイドSBは最初から「万が一」に備えた位置を取ります。
守備:ハイプレス/ミドル/リトリートの切り替え基準
相手GKが利き足で前を向いたら撤退、バックパスで足元が整っていなければ前傾、といった明確な基準で全体を動かします。ライン間の圧縮は“最終ラインより中盤が先”が原則です。
セットプレー:CK/FK/ロングスローで狙うゾーンと役割分担
CKはニアに人を集めてファーで勝負、または逆。二次攻撃の配置(バイタル外のこぼれ回収)まで設計して、被カウンターの芽を摘みます。
キープレーヤーの役割整理(客観情報に基づくポジション像)
リヤド・マフレズ(RW):創造性・カットイン・セットプレーの中心性
右からのカットインと左足の配球・シュートは相手が最も嫌がる脅威。内側に絞る分、SBの外走やIHの裏抜けを合わせると威力が増します。CK/FKのキック精度も武器。
イスマエル・ベナセル(CM/DM):前進の起点と守備カバー
低い位置での前進パスと、相手のカウンター初動を止める守備カバーが持ち味。アンカー単独もダブルボランチもこなせる柔軟性が可変の土台になります。
サイード・ベンラフマ/ユセフ・ベライリ(LW):運ぶ・仕掛ける・内外の使い分け
左は推進力と仕掛けで一気に前進。内側に入ってシュート/ラストパスを狙うか、外で起点になりSBを走らせるかの選択が肝です。
アイッサ・マンディ/ラミ・ベンセバイニ(CB/LB):ビルドと空中戦の支柱
最終ラインの安定とセットプレーの強度を支える存在。ベンセバイニはLB/CBの両対応で、可変時の3枚化にもフィットしやすいタイプです。
イスラム・スリマニ/バグダッド・ブンジャー(CF):クロス対応と裏抜けの二面性
クロスに強いCFと、背後へ抜けるCFの使い分けで攻撃の色が変わります。相手CBの特徴に応じた起用で、ペナルティエリア内の優先順位(ニア/ファー/折り返し)を明確に。
ユセフ・アタル(RB)ほか:推進力と内側レーン侵入の選択肢
縦への推進力と内側レーンのスプリント侵入で前進のギアを上げられるSB。可変の起点にもなりやすく、右の幅取りと連動しやすいです。
GK(アンソニー・マンドレア ほか):足元・守備範囲・縦パス精度
近年は足元と前方守備の機能が重視され、ラインの背後管理までを担う傾向。縦に速い展開と、試合の流れを落ち着かせる配球の両立が求められます。
相手別のゲームプランと可変ロジック
強豪相手:4-2-3-1で中央封鎖とカウンターの明確化
ダブルボランチで中を閉じ、10番の間受けから一気に縦。WGは背後へのランを増やし、CFは最終ラインを押し下げる役割を徹底します。
同格〜格下相手:4-3-3で主導権を握り、再奪取から波状攻撃
高い位置での即時奪回→二次攻撃を繰り返し、相手の陣形を崩していきます。SBの高さとアンカーのカバー範囲の釣り合いが焦点。
ビハインド時:前線枚数増とサイドの枚数優位作り
WG+SB+IHで三角形を連続形成し、クロスの本数と質を同時に上げます。CFの周りに二列目が入り込み、セカンド回収の人数を確保。
リード時:WB化や3CB化で幅とボックスを同時保護
相手のクロス増加に備え、サイドとボックスの守備厚みを両立。前線はカウンタールートを1つに絞り、ボール保持で時間も作ります。
“可変”を支える個人戦術:判断と技術の要点
サイドバックの内化/外化のトリガーと味方連携
相手の2トップ、あるいはWGの立ち位置に応じて内/外を決定。内化時は背後の警戒、外化時は中盤の枚数不足をIHで補う連携が必須です。
インサイドハーフの縦関与(即時サポートと背後走)
足元のサポートと、ミドル〜ロングの背後走を同一プレー内で示す“二択提示”。これが相手DMを迷わせ、前進のスイッチになります。
ウイングの幅取り/絞りの使い分けと二次加速
幅を取ってCBを横に広げ、絞ってボックスに刺す。最初の動きで相手を外へ、二次加速で内側へ侵入するリズムが効果的です。
CFのポスト/裏抜け選択とペナルティエリア内の優先順位
相手CBのタイプで選択を変えます。対人が強い相手には裏、読みの良い相手にはポストで時間を作り、味方の二列目を走らせます。
データで見る傾向(参考観点)
得点・失点の時間帯プロファイル
序盤の圧、終盤のセットプレー強度など、時間帯の波を把握。公式スタッツや国際大会レポートで直近の傾向を確認すると、試合のプラン設計に役立ちます。
攻撃のサイド偏重と中央侵入のバランス
右の創造性と左の推進力で偏りが出やすいため、中央の間受け(10番/インサイドハーフ)の頻度と成功率を合わせてチェック。偏りの“良い活用”と“悪い固定化”を見分けます。
セットプレー得点比率と被セットプレー対策
得失点のうちセットプレーが占める割合は、3/5バック運用の是非とセットで評価。マーク方式(マン/ゾーン/ハイブリッド)と跳ね返し後の配置も重要です。
プレス成功回数とPPDAの見方(公開データの参照方法)
PPDAは相手のパス本数に対する自陣(あるいは特定エリア)での守備行為数の比率。低いほどプレス強度が高めと解釈されます。試合単位で見つつ、相手レベルやスコア状況も併記して読むのがコツです。
よくある誤解と事実の整理
“可変=3バック固定”ではない:構造と立ち位置の違い
可変は「ボール保持のためにその瞬間だけ3枚に見える」ことが多く、守備時は4枚へ戻るのが基本。構造と記録上の並びを混同しないことが大切です。
ポゼッション志向とカウンターは両立しうる
保持で相手を引き出し、奪われた瞬間に取り返す。その連続が結果的に“速い攻撃”を生みます。二者択一ではありません。
個の打開と組織の秩序の両輪
サイドの1対1突破は重要ですが、味方の位置で「突破後の選択肢」を増やせば成功率は上がります。個と組織は補完関係にあります。
選手不在時の戦術は“代替役割の再設計”が中心
同タイプの代役がいなければ、役割を分割して複数人で担うのが現実的。可変やセットプレーで不足分を補い、リスクを散らします。
育成年代・アマチュアへの落とし込み
高校生向け:役割別ドリル(アンカーの半身受け、WGの内外コンビネーション等)
アンカー:半身で受け→前向きワンタッチ展開。IH:背後走→折り返しの反復。WG:カットインと外走の同時提示。SB:内化と外化の判断ゲーム。
チーム練習設計:4-3-3と4-2-3-1の併走運用メニュー
同じメンバーで両システムを回し、試合中の切り替えを前提に。合図(コール)と立ち位置の変更だけで形を変えられるようにしておくと実戦的です。
保護者向け観戦ポイント:ポジショニングと“次の一手”の予測
ボールホルダーではなく「次に受けそうな選手」を見る習慣が、試合理解を深めます。サイドで2人目・3人目がどこに走るかに注目してみてください。
試合分析ノートの付け方:フェーズ別チェックリスト
- 保持:5レーン占有の有無、内外の同時実行
- 非保持:誘導方向、縦ズレの連動
- 切替:即時奪回の人数と時間
- セットプレー:役割分担と二次配置
最新動向の追い方:信頼できる情報源とチェック頻度
公式発表・試合ハイライト・スタッツの突合
代表の公式発表で招集/負傷を確認→直近試合のハイライトで配置をチェック→スタッツで傾向を検証。三段構えで誤解を減らします。
招集リストと負傷情報の見方
同ポジション内のタイプ分布(保持型/推進型/対人型)を見ると、監督のプランが読みやすくなります。SBや中盤の“内化できる人材”の有無は可変の合図です。
戦術のアップデートを読み解くリテラシー
1試合だけで結論を出さず、2〜3試合で共通点を抽出。相手の質やスコア状況を並記して、条件付きの解釈にしておくのがコツです。
まとめ:アルジェリア代表のフォーメーション要点チェックリスト
4-3-3と4-2-3-1の切替基準
- 中央の安定が必要→4-2-3-1、主導権と再奪回→4-3-3
- 相手のプレス形(1トップ/2トップ)で最終ライン枚数を調整
可変時の立ち位置と役割の再定義
- SBの内化/外化、アンカー降下で3-2-5/2-3-5を作る
- 5レーン占有と二列目の背後走で斜めの崩し
キープレーヤーが与える戦術的重心
- 右の創造性(マフレズ)、左の推進力(ベンラフマ/ベライリ)
- 中盤の土台(ベナセル)、最終ラインの安定(マンディ/ベンセバイニ)
相手・時間帯・スコアに応じた意思決定
- 強豪:4-2-3-1で中央封鎖+カウンター
- 同格〜格下:4-3-3で主導権+即時奪回
- ビハインド:前線人数とサイド優位
- リード:3/5バック化で幅とボックスを保護
用語集(簡易)
可変(2-3-5/3-2-5)
ボール保持時に選手の立ち位置を動かして、実質的な配置を変えること。相手のプレス形に合わせて最終ラインや中盤の人数を調整します。
アンカー/インサイドハーフ/ハーフスペース
アンカーは中盤底の守備・配球役。インサイドハーフは中間ポジションで受けて前進を導く役。ハーフスペースはサイドと中央の間の縦レーンで、崩しの急所です。
ネガトラ(ネガティブ・トランジション)
自チームがボールを失った瞬間の守備への切り替え。即時奪回か撤退かの判断が肝。
PPDA/ミドルブロック/ハイプレス
PPDAは相手のパス許容度を示す指標。ミドルブロックは中盤で構える守備、ハイプレスは前線から積極的に奪いに行く守備を指します。
あとがき
アルジェリア代表の「最新の主流」は、固定観念では語れません。4-3-3と4-2-3-1を軸に、相手とスコアに合わせて可変し続ける柔軟さこそが本質。観戦では“今どの形に変わったか”、練習では“どの連携で形を変えるか”を合言葉に、プレーの質を一段上げていきましょう。最新の招集や戦術のアップデートは、直近の公式発表と試合で必ず確認することをおすすめします。
